麻をたのしむ

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本を読みながらうつらうつら……

東京では先週末からついに夏本番。

入院のドサクサで遅れていた夫の誕生日プレゼントに、麻の敷きパッドを贈りました。

(といっても2枚まとめ買いでお得になっていたので、自分の分も購入)

 

何年か前にデパートで「冷感敷きパッド」なるものを見かけて気になっていたので検索したところ、某有名メーカー製のものが軒並み売切れている一方でレビューはいまひとつ。

ひんやりするのは一瞬だけとか、ポリエステル製なので毛玉が出やすいらしい…。

肌に直接触れるものがポリエステルっていうのもなんだかな~(寝ている間にコップ1杯分汗をかくっていうし)と考えなおし、いろいろ探した結果、麻100%の敷きパッドにたどりつきました。

麻もまたピンキリなので、洗い替え購入の可能性も考えて、表と中綿が麻100%・裏は綿100%(中国製)というところで手を打つことに。

 

この敷きパッド、自分で言うのもなんだけど「今年買ってよかったものベスト」に入れてもいいくらい、選んでよかったです。

 

なにより、肌ざわりがさらさらして体温や湿気がこもらないので、エアコンの設定温度28℃で快適に熟睡できるのがうれしい。

敷きパッドを替えてから二人とも就寝時間が早くなり、睡眠の質もあきらかに上がったのを実感しています。

今までは木綿のシーツを使っていたけど、麻の感触を知った後では木綿が重く(湿っぽく)感じられて、夏のあいだ木綿シーツの出番はなくなりそうです。

夏山の遭難事故で、遭難者が綿の肌着を着ていたために汗や雨が乾かず低体温症になったという報道を目にすることがありますが、なるほどこういうことだったのか~と納得です。

 

また、麻独特の匂いを抜くため使用前に洗濯したらこの炎天下であっという間に乾いたので、汗かきの夫にもまめに洗濯してあげらそう。

 

天然素材のよさは、季節に合わせて寝具の素材を替えることで、季節感を楽しむだけでなく体にもやさしく過ごせるところ。

この夏は、百合子に言われるまでもなく帰省も宿泊旅行もしないけれど、家で過ごす楽しみがひとつ増えました。