こくしょう

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きのう今日は ときどきさーっと雪が降ることがあっても
一日おだやかな天気のお正月です。

写真は我が家のお雑煮です。
干し貝柱をふんだんに使った だしに、
大根、にんじん、ごぼう、里芋、しめ豆腐の具を煮込み、
いくら、かまぼこ、三つ葉、柚子を彩りに載せています。
最後にお椀の底に残った 貝柱といくらが美味しいの♪

このお雑煮、いわゆる「越後のお雑煮」ではありません。
新潟の正月魚は鮭なので、こちらでは鮭の切り身を入れる家庭が多いそうです。
うちも曾祖母の代まではそうだったようですが、
どうも祖母がお歳暮で大量にいただいた貝柱を利用したのが始まりらしい。
それを生臭いお雑煮大キライな母が「ラッキー♪」と引き継ぎ、
母の実家でも「こっちの方がおいしそう(^0^)」と、お雑煮を作り替えたそう。
あ、お重の詰合せは、昔から「十字屋」の数の子、甘海老の粕漬けetcです。
(地元に大和があるので・・・最近まで「十字屋」は新潟のお店だと思ってた私 ^_^;)

お正月料理、郷土料理って、その家の主婦によって変わるものかもしれません。

ところで、このお雑煮にお餅を入れないものを 我が家では「こくしょう」と呼んで
晦日の晩に正月魚や数の子などの縁起物と一緒に食卓に出していますが
この「こくしょう」って、どんな漢字をあてるのか未だにわかりません。
おばあちゃんが生きているうちに聞いておけばよかったねえ~と思うことのひとつ。

どなたか「こくしょう」の漢字をご存知の方、お教えいただければ幸いです。


<1月6日追記>
菩提樹さんから、「こくしょう=濃漿 では?」とのことで
濃漿の意味を教えていただきました。
私の記事に対して、謡の初稽古の前に、県立図書館で調べてくださったのです!
本当にありがとうございました!!
1月6日付のゲストブックに詳しい記述があります。あわせてご覧くださいね。