2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

幸せの沸点

きのうはお給料日。 隣の部署の20代男子と「給料日のご褒美」が話題になったところ、彼の毎月のささやかな楽しみは、地元のミスドで箱一杯ドーナツを買って帰ること♪なのだそうだ。 「それ、全部一人で食べるの?」 思わず、野暮な突っ込みを入れてしまった…

4年ぶりの「赤い靴」

だいぶ前の記事で、「赤い靴ほしい~っ!」という物欲日記を書いていたけど、 グズグズしているうちに結局チャンスを逃してしまい、その後秋が来るたびに アンデルセン童話のカレンのように、脳裏を赤い靴がひらひら飛び回り、 「やっぱりあのとき思いきっ…

雨の名前

ずっと待ちのぞんでいた秋の雨。外では細い櫛の歯のような雨が規則的に舗道を叩いている。雨はやまねこもブンガクな気分にさせてくれる。 こんな冷たい雨に閉じこめられたような午後は、温かいお茶でも飲みながらフランソワと引きこもってドビュッシーにラ…

サンソン・フランソワEMI録音全集

ドビュッシー展の後、久しぶりにサンソン・フランソワのピアノが聴きたくなって、ネットを徘徊していて見つけたEMIのコレクション。 セットの中身。CDは薄い紙ケースに入っているので、思いのほかコンパクトです。 輸入盤とはいえ、36枚組セットのコレクシ…

初秋の日本大通り

横浜の官庁街・日本大通りをお散歩。 みなとみらい線の出口を一歩出ると、開港記念会館がお出迎え。 風格のある姿にひかれて建物の前でキョロキョロしていたら、前を歩いていた人品卑しからぬ老紳士が突然振り向いて、 「あなたが探しているのはこれじゃな…

秋ひと雫

年々、秋が短くなっていくような気がしています。 ぼんやりしていると、秋があっというまに横をすり抜けて去ってしまうような・・・。 先日、銕仙会の講座で青山に出た折に、万年筆のインクを新しく買いました。 秋らしい茶系のインクを・・・くらいに漠然…

横浜の気になる場所・・・

香港やマカオに行ってきたのではありません。 横浜は中華街のど真ん中にあるこのホテル、周囲とは明らかに異なる空気が漂っています。古くは芥川龍之介、ちょっと下って沢木耕太郎、最近なら桐野夏生の小説にでも出てきそうな、想像力いや妄想をかき立てら…

横浜の乙女なお店「いせ辰」

この夏は旅行に出なかった代わりに、実家に長めの帰省をしたり、美術館や近場へのお出かけをして過ごしていました。おかげで、新しい「お気に入りスポット」をいくつも開拓できました 元町から山手に上る「谷戸坂」の途中にある、このお店もそのひとつ。 江…

「ドビュッシー 音楽と美術-印象派と象徴派のあいだで」展(ブリヂストン美術館)

19世紀末~20世紀初頭のフランスを代表する作曲家クロード・ドビュッシーをテーマに、同時代の印象派や象徴派の芸術家たちの作品を紹介する「ドビュッシー展」に行ってきました。 この美術展は、フランスのオランジュリー美術館とブリヂストン美術館の共同企…