2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

三菱一号館でランチ

某会合のために上京してきた父とランチデート(?)。 お宿(山の上ホテル)から東京駅への動線上、丸の内エリアがいいということになり、以前から気になっていた「三菱一号館」のカフェを選びました。父は「小津安二郎がこよなく愛した京橋の洋食屋『モル…

「藤田嗣治と愛書都市パリ -花ひらく挿絵本の世紀」(渋谷区立松涛美術館)

藤田嗣治(レオナール・フジタ)といえば、2006年春に国立近代美術館で開催された大回顧展で目にした繊細な線で描かれた乳白色の女性像や猫、戦争画、子どもの印象が強いですが、その藤田が生涯に数多くの挿絵本を手がけていたことはあまり知られていないよ…

竺仙着ました!

以前、チラチラ書いていた竺仙の浴衣が7月下旬に仕上がったので、 お盆に帰省したときに袖を通してみました。 イザ帯を結ぶ段になって、母が 「え~~と、これでよかったかな??」 (やまねこ: ヾ( ̄o ̄;)オイオイ) と背後でブツブツ言っていたのですが、そ…

シベリウスの「もみの木」

相変わらず猛暑が続いている中にも、空や日差しの色が少しずつ秋に近づいているようなこの時季になると、むしょうに「木」に近づきたくなります。 行きつけの図書館の近くに、樹齢何十年とも知れないクスノキやヒマラヤスギなどのちょっとした並木道がある…

水道タンク・ポンプ棟(長岡市水道町)

・竣工年 1925年(大正15年) ・設計 金井彦三郎(配水塔) ・中島鋭治(ポンプ棟) 長岡の夏は暑い。雪国なのに、近年の温暖化で東南アジアばりの蒸し暑さで、そのうちバナナが出荷できるかもしれない。 そんな長岡の建築探偵は、日が落ち始める逢魔が時に…

ラプンツェルが住んでいた塔

その塔は、毎日朝と夕方の2回、幼稚園バスが信濃川のほとりの町にさしかかるとき、家々の屋根の向こうに突然赤い帽子を被ったその姿を見せ、バスが角を曲がると姿を消した。 塔はずいぶん古びていて、黒ずんだ外壁には蔦がみっしり絡まっていた。 日本の田…

ちょっと早いですが・・・

やまねこ一家の寵愛をほしいままにしているクルちゃん(柴系の雑種・女の子)が来月に11歳のお誕生日を迎えるので、すこし早いですがプレゼント。 ネパール製フェルトのボンボンで作った、オリジナルのネックレスです。 あらかじめ首周りのサイズを測って、…

光の壁

(午睡) 3年前まで、実家での夏のお昼寝場所は廊下でした。 座布団を枕代わりに、風通しのいい場所でそのままウトウトするだけ。 廊下の壁には漆喰を使っていたのですが、漆喰は適度にひんやりとやわらかい手ざわりで、寝返りを打って素肌が触れると、とて…

苗族のポーチ

暑い夏こそカラフルに! 中国雲南省の少数民族・苗(ミャオ)族のポーチ 苗族の刺繍は、もう芸術的なくらい美しくて、ネットで見るたびにうっとりしてしまいます・・・。このポーチは、色遣い、文様、手刺繍ならではの繊細なテクスチャーに、一目でノックア…

「ベルリン国立美術館展 ~学べるヨーロッパ美術の400年~」

マウリッツハイス美術館展を観て数日後の7月下旬、またまた上野の森に出没。 国立西洋美術館で開催中の「ベルリン国立美術館展」を観に行ってきました。 この展示、「耳飾り」と同時来日中の「真珠の首飾りの少女」をメインに宣伝していますが、サブタイト…

中華街の思ひ出

(関帝廟) 学生時代、やまねこは「中国語勉強会」というサークルに入っていて・・・と書くと、いかにもマジメな学生だったかのように聞こえるのですが、実態は、当時、専任講師になられたばかりの若く優秀でステキな華僑のY先生のファンクラブ。 いちおう…

中国の針山

いつぞやの美人オーナーのお店で買った中国雑貨たち。 上の写真は、昔からの中国みやげの定番(とされた)、「針山」です。 まあるい針山を囲んでいるコたちのお顔はみんな手描きだから、一人ひとり表情が違うでしょ。 後ろ姿も、お洋服の配色がかわいらし…

ゾルゲがいそうなビル-横浜「インペリアルビル」-

横浜が好きな理由のひとつに、ちょっと歩いているとすぐに「歴史的建造物」に出会うこと。この日も、神奈川県民ホールの裏道を歩いていたら、こんなビルが。 「インペリアルビル」(昭和5年竣工・ 設計 川崎鉄三・ 施工 白井工務店) 周辺の建物になじんで…

それでも無鬼論?

阮瞻(げんせん)は、字(あざな)を千里といい、平素から無鬼論を主張して、鬼などという物があるべき筈がないと言っていたが、誰も正面から議論をこころみて、彼に勝ち得る者はなかった。阮もみずからそれを誇って、この理をもってを推すときには、世に幽…

長岡花火大会

地元ネタとなると、さっぱり~~のやまねこですが、十数年ぶりにようやく長岡の花火を観に帰ってきましたよ~。 長岡の花火大会そのものは明治年間から行われていましたが、長岡祭りが現在のように毎年8月1日に行われるようになったのは、昭和21年からで、前…