2011-01-01から1年間の記事一覧

恋は小声で

やまねこは携帯の着メロにJazzをダウンロードしています。 相手ごとに着信音を設定していて、カイシャからの着信は「帝国のマーチ(ダースベイダーのテーマ)」、 上司は「銭型マーチ」(笑)とわかりやすい。 最近のお気に入りは「Speak Low」。 この曲は19…

金沢で女子会

やまねこのカイシャも少し早めの冬休みに入り、お約束どおり金沢に行ってきました。 日本海側は数日前から暴風雪で、巻物手袋110デニール以上の厚手のタイツで完全防備。 金沢の積雪自体はそれほどでもないけど、湿度と風の強さで隙間から冷え込むのです。…

ときには、ミーハー。

先日から川上未映子のエッセイ「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」を読んでいたら、川上未映子と阿部和重が結婚したというニュースが入ってきた。 ともに芥川賞受賞作家で個性の強いカップルだけど、Yahooニュースでトピックスを目にした…

青山散歩

都会の竹林。 表通りの喧騒と美の空間をつなぐ、ゆるやかなアプローチが好き。 根津美術館の建物そのものは、美術鑑賞の空間としては?という感じだけど、 ここの竹林と庭園はお気に入り。 プラダはちょうどイベントだったらしく、エントランスの前にマネキ…

「春日の風景」(根津美術館)

今週末に銕仙会で「春日龍神」を観るので、根津美術館へ「春日の風景」を観に行ってきました。そういや根津は銕仙会能楽研修所から目と鼻の先のご近所です。 開館70周年を記念して、根津をはじめ、東博、奈良国立博物館、湯木美術館、能満院、奈良県南市町…

百合子さんの口紅

口紅をさすと元気が出るのだ。口論になりそうな場所へ出かけなくてならないときは勿論、交番や警察へ出かけていくときも、税務署へ行くときも、字を書くときも、口紅さしてからだ。 そんな癖がついたのは、敗戦後まもなくの頃からだ。進駐軍のPXから横流し…

秋のコンフィチュール

もう一か月近く前になるけど、鎌倉に行った時見つけたお店。 Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ・コンフィチュール) 鎌倉駅から銭洗弁天に向かう途中の通りにある、コンフィチュールの専門店です。 コンフィチュールとは、フランス語で「ジャム」のこと。野…

ドラッグストア・エステ

最近はドラッグストアのコスメもコストパフォーマンスの良い物が増えていて、 美容液やナイトクリーム以外のお手入れ用品は、ほぼドラッグストアで揃うほど。 今夜のような冷え込む晩には、心も体も温まる「薔薇」でリラックス ワイルドローズなら、私はヴ…

モネのラムカン・ダムール

やまねこ軒の食卓の友、「青い睡蓮」。 2007年に国立新美術館で開催された 「モネ 印象派の巨匠、その遺産」に合わせ、 ル・クレーゼから限定生産されたミニココット「ラムカン・ダムール」です。 「睡蓮」のモデル、ジヴェルニーの庭をイメージした7色展…

境界

この単なる小さな石が、 大きな抑制力をもたらすサインとなるには、 サインに気付けるだけの「良識」を持ち合わせていることが、 受け取る側に求められる。 ―隈研吾「境界」 畠山記念館の庭で見つけた、関守石(せきもりいし)。 茶室の飛び石や延段の岐路…

畠山記念館秋季展「茶人 畠山即翁の美の世界」

昨日、畠山記念館秋季展の初日に行ってきました。 白金台の古い住宅街をとことこ歩いていくと、いきなり城郭を思わせる石垣を積んだ白塀が姿を現し、驚かされます。もともとこの土地は、江戸時代に島津氏の別邸があった場所だとのこと。 細い石畳の小道を歩…

だいえっと。

この夏、思いきって取り組んだことのひとつがダイエット。 6月の健康診断で、それまで数年間横ばいだった体重が、いきなり前年比3㎏近くも増量してしまい、BMIがギリギリ22に! 一応、ぎりぎり標準体重ですが審美的には「軽くヤバイ」(←古い!)レベル…

舌は家路をたどり始める

書きたいことはい~っぱい溜め込んでいるのですが、アウトプットがまったく追いついてないこの頃・・・。 同窓会で父が上京してきたので、ついでに買ってきてもらった越後の味噌。 (あと実家近所のお茶屋さんのほうじ茶と、新米?) こちらで暮らすように…

誘惑のDior

手持ちのファンデーションがきれたのと、秋の新作のタイミングが重なって ・・・と言い訳しつつ、ついに手を出してしまいました。 「ディオールスキン フォーエヴァー」 ファンデーションは国産の某ブランドを3年近く愛用し続けてきましたが、 この春先あ…

草の枕

(↑Sleeping Beauty) この夏から秋にかけて、本当によく眠ってばかりいました。 over28には禁じ手の「お化粧落とさないまま熟睡(しかも夏場)」も、たびたび・・・。 それだけ、今までの疲れがたまっていたということなのでしょう。 毎年8月上旬から9月…

銕仙会 九月公演

「井筒」 シテ観世 清和ワキ宝生 閑アイ 山本泰太郎 笛 一噌 仙幸小鼓 幸 清次郎大鼓 國川 純地頭 浅見 真州 「茫々頭」 シテ 山本 東次郎 アド 山本 則重 「菊慈童」 シテ 観世 淳夫ワキ御厨 誠吾ワキツレ大日方 寛 則久 英志笛 一噌 隆之小鼓 亀井 俊一大…

お月見うさぎ

仕事帰り、デパ地下の「鶴屋吉信」で見つけた季節の上生。 ちょうど目の前の「月見うさぎ饅頭」が残り3個になったところで、 やまねこの横にいた女の人が「うさぎ饅頭2つ!」。 こういうときってつい、勢いにつられちゃうんですよね~ 最後のひとつをお買…

夏の雪花

金沢での楽しみのひとつは、以前何度か記事に書いた、ガラス作家さんのお店に行くこと。 クウネル系雑誌にも時々取り上げられている作家さんなので、都内でも器を買えなくはないのですが、 川べりの道を、風に吹かれながらお店まで歩いていくのが好きなので…

お念珠

先月末、京都旅行に行ってきた両親が、お念珠を買ってきてくれました。 今までは実家のお念珠を借りたり、仕事関係だとデパートで調達した樹脂製のものを使っていたので、 親も気にして何年も前から探していてくれたそうですが、東本願寺で「ようやく見つけ…

南柯の夢

金沢の記事も写真も溜め込んだまま、遅めのお休みを実家でいただいています。 今日は雨の中、3人の職人さんたちが庭の剪定や草刈に来てくれて、障子を締め切って過しました。 写真は玄関脇のヒバの生垣の中から見つかった蜂の巣。 もう何年も生垣を放置し…

東京観世会 八月

能「胡 蝶」 シテ 勝海 登 ワキ 大日方 寛 アイ 遠藤博義 笛 一噌隆之 小鼓 亀井俊一 大鼓 柿原光博 太鼓 小寺真佐人 地頭 観世恭秀 後見 岡 久広 藤波重彦 狂言「千 鳥」 シテ 山本東次郎 アド 山本泰太郎 山本則孝 能「大江山」 シテ 小早川 修 ワキ 殿田…

喜多流 素謡・仕舞の会

仕舞 「花月 クセ」 粟谷 充雄 「道明寺」 長島 茂 素謡「経政」 シテ 佐藤 章雄 ワキ 金子 敬一郎 仕舞 「大江山」 内田 安信 「雲林院」 粟谷 辰三 素謡「夕顔」 シテ 香川 清嗣 ワキ 友枝 雄人 ワキツレ 佐々木 多門 附祝言 (※8月23日(火) 十四世喜多…

「Inner Voices -内なる声」金沢21世紀美術館2011①

8月13日(土)から15日(月)まで 1年ぶりに金沢に行ってきました。 お盆まっただ中でどこも混んでるのはともかく、今回は珍しくヘビーな金沢旅行でした(←読みを間違えたともいう…) 越後湯沢発の「はくたか」は先日の大雨で、直前まで路線変更情報に振り…

グルダ/「即興曲集・楽興の時」(東芝EMI)

昔、父の書斎にあったこのCDを帰京時に「これ、借りてっていい?」と 父に聞いたら「いいよ、あげる」ともらったCD。 次に実家に帰ってみたら、書斎に2枚目のCDが置いてありました・・・。 ウィーン生まれのピアニスト・作曲家のフリードリヒ・グルダ(1930…

ハドリアヌスの水

今年に入ってからブログの更新もままならない状態が続いており、コメントくださった方になかなかお返事が差し上げられず、恐縮です。 ここ数年、葉桜の季節になるとエルメスの「ナイルの庭」をつけていますが、もともとこの香水は2005年の限定品であったた…

運命の出会いかもしれなかった

ものごころついた頃から重度の活字中毒で、小学校高学年で遠藤周作の「沈黙」、高校生で倉橋由美子の「聖少女」や塩野七生のルネサンスシリーズ、マルグリット・デュラス、日本の古典文学を(ワケわからんまま)読んでいたような<ブンガク少女>だったので…

代々木果迢会五月例会

能「歌占」 シテ 浅見 真州 子方 武田 幸志 ツレ 武田 友志 笛 一噌 隆之 小鼓 大倉 源次郎 大鼓 亀井 忠雄 狂言「呂蓮」 シテ 野村 万作 アド 深田 博治 高野 和憲 (5月27日(金) 代々木能舞台) 毎回ほぼ満席の果迢会ですが、特に浅見真州がシテをつとめ…

図書館に住みたい!

新潟の家で、父が四畳半の書斎で本とオーディオに囲まれている姿を見て育ったせいか、私も重度の活字中毒です。 父なんか「断捨離」とは対極の生活スタイルで、書斎はアレルギーにならないのが不思議なくらいモノにあふれていて、以前、見かねた母が床を何…

休日のテキトーごはん

このところブログをサボり気味のやまねこです。 実際には、GWの後半からはBunkamuraに「フェルメール<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展」を観に行ったり、銕仙会で野村四郎の「善知鳥」にゾクゾクし、先週は振休を利用して「レンブラン…

地酒の王国♪「緑川・北穣吟醸」

このGWも4日間ほど帰省してきましたが、ここ数年、自分用のお土産に地酒を買っております。 なにしろ新潟県は約100を超えるともいわれる蔵元を抱える地酒の王国で、中越地区に限っても(わかっているだけで)32もの蔵元があります。 私の曽祖父(やまねこ…