地酒の王国♪「緑川・北穣吟醸」

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このGWも4日間ほど帰省してきましたが、ここ数年、自分用のお土産に地酒を買っております。
なにしろ新潟県は約100を超えるともいわれる蔵元を抱える地酒の王国で、中越地区に限っても(わかっているだけで)32もの蔵元があります。
私の曽祖父(やまねこ家に婿養子に入った)の実家も小さな蔵元で、酒通には「幻のお酒」といわれる名酒を出しているとか。。。

写真のお酒は、中越地区魚沼の蔵元・緑川酒造から出ている「緑川・北穣吟醸
魚沼といえば、いわずと知れた魚沼産コシヒカリの産地。新潟の日本酒に用いられる水は、県境の山脈を水源とし、カルシウムやマグネシウムなど鉱物質の少ない軟水ですが、魚沼地区は特に水質が柔らかいことで知られ、低温で長時間発酵させた美味しいお酒が作られているのです。

「緑川」は県外にはあまり流通していないのですが、まさに端麗・やわらかくて美味しいお酒です♪
ちょうど季節的にも生酒や春の限定バージョンも出ていて迷った末に、お店の人に聞いたら
「『北穣吟醸』は、<北陸12号>という幻の酒米を契約栽培によって復活させて、50%まで磨き上げ、低温でじっくり発酵させたお酒です。通常の緑川よりしっかりした味わいですよ」
棒読みで説明してくれまして、幻のコメに惹かれて購入。
通常の吟醸より1,000円くらい高い価格帯でしたが、めったに飲めないんだし、まあいいか。

これがもう、すっごくおいしくて、もうクイクイクイクイ・・・飲んじゃったですよ!
緑川の吟醸なら何度かリピートしているけど、「北穣」は澄んだ水のようにまろやかな中にも辛さと甘みのバランスが絶妙で、冷の舌ざわり・のどごしが気持ちよく、いくらでも飲めるお酒です。狂言の「伯母が酒」「舟渡婿」で、「ひいやり」としたお酒を夢中になって呑みほしちゃう場面を思い出しました。
福光屋の「黒帯」も美味しいけれど、あっちの方がクセが強いというかパンチがきいているので、飲み始めの段階でコントロールが働くのに対して、緑川は気がついたときには足腰を抜かれる典型的なタイプ。
好みの問題でしょうけど・・・やまねこ、個人的には「緑川」の方が飲みやすいかな。

以前、法人営業のお仕事や女子会(←当時は「お食事会」と呼んでいた)で、たっかいワインを飲む機会もあったけど、胃が疲れちゃうこともあって、いまでは日本酒の方が好きです。粗食(ネギ焼きとか干物)ともよく合うし、価格帯もカルディーで買う1,000円台の安(旨)ワインとほぼ同じ価格で吟醸が飲めるのが嬉しい♪
あと、赤ワインのポリフェノールと同じように、日本酒のアミノ酸も美容にいいんじゃないでしょうか。あの紀香サマも日本酒風呂ご愛用だったというしね
 
そんなわけで、新潟の蔵元が福光屋さんのようなお店を出すなら、ぜひ雇っていただきたい やまねこです。
働きますぜ!市場調査(=試飲)要員として♪