2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

お酒が飲みたくなる本 -吉田健一「旅の時間」(講談社文芸文庫)-

仕事の帰り、電車で吉田健一の「旅の時間」を読んでいたら、 むしょうにお酒、それもウィスキーが飲みたくなって 地元の酒屋さんで 先日統合が報道されたばかりの洋酒メーカーのお酒を買いました。 (会社が統合しても、ローヤルとかトリスの名前は残すのか…

「百物語」(杉浦日向子)/「だいふくもち」(田島征三)

怪談は大好きなので、怪異譚のたぐいは夜中に布団ひっかぶって読んでますが、 最近のお気に入りは杉浦日向子の「百物語」(新潮文庫)。 以前記事に取り上げた、近藤ようこと同じ「ガロ」出身の漫画家です。 「百物語」とは、江戸時代からあったという怪談の…

最後の琵琶法師-「琵琶法師」(兵藤裕己/岩波新書)-

琵琶法師、といえばラフカディオ・ハーンの「耳なし芳一」。 その「芳一」の末裔が ほんの十数年前まで存在していたという。 山鹿良之(1901~1996)。 琵琶の弾き語りのみを唯一の収入源とし、全貌を把握しがたいほどの膨大な段物(複数の段から成る長編の…

戦利品

バーゲンは(私の中では)終わりました・・・。 毎年夏のセールでは、ディティールの凝ったジャケットとかワンピースを買うのですが 今年はワンピースとメタリックのサンダルを。 セールで「これ!」というシューズを見つけられたことは、ほとんどありません(T …

宝生会 普及能「船弁慶」

能「船弁慶」 シテ :宝生 和英 子方 :植島 幹登 ワキ :殿田 謙吉 ワキヅレ :大日向 寛 則久 英志 間 :山本 則重 笛 :杉 信太朗 大鼓 :柿原 弘和 小鼓 :大倉 源次郎 太鼓 :金春 國直 後見 :佐野 萌 中村 孝太郎 地頭 :富山 孝道 (6月26日 宝生…

森八の「季すずやか」

今年のお中元は「森八」の涼果詰め合わせ。ついでに自分用にも(^-^) 「季すずやか」は、宝達葛と白玉をたっぷり使ったお菓子。 あずきと青梅の二種類があります。私はあずきの方が好きですね~。 葛を使っているので全体的にまったりとした口あたりで、これ…

銕仙会 7月定期公演

能「敦盛」 シテ 長山 桂三 ツレ 観世 淳夫 青木 健一 安藤 貴康 ワキ 村瀬 純 アイ 山下浩一郎 笛 寺井久八郎 小鼓 森澤 勇司 大鼓 原岡 一之 地頭 清水 寛二 後見 若松 健史 長山禮三郎 狂言「水汲」 シテ 野村 万蔵 アド 小笠原 匡 能「百萬」 シテ 山本 …

塩津さんの能楽体験講座

タイトルの通り、塩津哲生&圭介の能楽体験講座に行ってきました。 今まで体験講座には行ったことがなかったのですが、今年は「修能会」プレ講座にも行ったし たまにはこういう企画に参加してみるのもいいかな~、と。 こういう企画は、「お能は初めて~」と…

阿佐ヶ谷住宅に行ってきました(2)

6世帯入居タイプのテラスハウス?の9号棟。 私が知る限り この棟は2年前には既に空家になっていましたが、緑地の整備は維持されているようです。住人による、阿佐ヶ谷住宅の現状と再開発理解を訴える看板が立っています。 阿佐ヶ谷住宅を含む成田東地区は…

阿佐ヶ谷住宅に行ってきました(1)

阿佐ヶ谷住宅が ついにこの夏には取り壊されるらしい、という情報を聞いて、 阿佐ヶ谷まで行ってきました。 杉並区役所から閑静な住宅街を歩くこと約3分、ランドマーク的存在の水道塔がお出迎え。 阿佐ヶ谷住宅とは、杉並区成田東にある全戸数350世帯の日本…

「桜の森の満開の下」(坂口安吾・近藤ようこ/小学館)

某メガ書店で 近藤ようこの「桜の森の満開の下」「妖霊星-身毒丸の物語」を発見。 新潟県の特産といえば米と酒ですが、漫画家も大勢産出、じゃなかった輩出しています。 有名どころでは高橋留美子(めぞん一刻)、水島新司(ドカベン)、魔夜峰央(パタリロ…