阿佐ヶ谷住宅に行ってきました(2)

イメージ 1

6世帯入居タイプのテラスハウス?の9号棟。
私が知る限り この棟は2年前には既に空家になっていましたが、緑地の整備は維持されているようです。住人による、阿佐ヶ谷住宅の現状と再開発理解を訴える看板が立っています。
阿佐ヶ谷住宅を含む成田東地区は、築40年以上の木造住宅を含む住宅密集地域のため、
今回の再開発(6階建高層住宅を含むスカイライン計画)には、高井戸の三井グラウンド同様、
周辺住民の反対運動の様子を新聞でも読みましたが、当の阿佐ヶ谷住宅住民にとっては住み替えは切実な問題のようです。

「私達は、この住まいを唯一の資産とする年金生活者です。この案(一部6階建て)で私達は、広域避難場所、公開空地の設置と税負担、鎌倉街道の拡幅、提供公園、東西道路土地の提供、整備をいたします。これは次世代の大きな橋渡しになり、地域の活性化にも役立つと思います。
これ以上遅れることは、私達がこの建物と一緒に朽ち果てることを意味します。これが最後です。今、この計画を進めなければ、もう、建替えはできないかもしれません」

確かに、築50年超の今の住まいではご高齢の住人にとっては不安だろうなあ。
住人の方のブログによると、雨漏りがひどくて廊下が水浸しになってしまう、二階の屋根に断熱材がないので冬は屋根裏部屋のように寒いのだそう・・・。防犯上も怖い。
宅建築が時代や住人のライフスタイルの変化・加齢によって変わっていかざるを得ない物である以上、少なくとも三井グラウンドの大型マンション建設よりは、やむをえない計画だろうという理解はできるのです。

所詮は、通りがかりの「旅もん」(越後弁で「よそ者」の意)の感傷なんだろうか。

イメージ 2

一面にクローバーのじゅうたんが広がる中央広場。
ここではまだ、子どもたちが遊んでいました。

イメージ 3

私が一番好きなテラスハウス
前庭にたっぷりとられたスペースが小公園になっていて、ブランコもあります。

イメージ 4

こんな場所に住みたかったな。