2014-01-01から1年間の記事一覧

2014夏の陣

このところすっかりサボリ癖がついてしまい、北海道の記事も中断ちゅう。。 リアルの世界では夏の予定を立てているんですけどね。 さてブログ復帰第一弾は、毎年恒例「夏の陣」シリーズです。 (私の場合、リハビリに「キレイ道場」カテゴリーを書くパターン…

2014初夏 道央酒呑み紀行・余市「南保留太郎商店」

新千歳から小樽を経由して余市まで、乗り換えが「順調にいって」、約2時間。 地下鉄で中心部にサクッと移動できる福岡空港に慣れていると、新千歳発空港ライナーが30分に1本程度という本数の少なさに戸惑いますが、私、新千歳からPASMOで改札を通り、…

2014初夏 ニッカウヰスキー余市蒸留所その2

今回の目的はなんといっても、ウイスキーがどうやって作られているのか、製造工程をこの目で見て知ること、蒸留所限定のお酒を買ってくることの2点♪ 最近ではサントリーの輿水精一さん(「響12年」を作られたブレンダ―さん)が本を出されたり、ニッカでもブ…

2014初夏 ニッカウヰスキー余市蒸留所その1

ウイスキーをあれこれ飲むようになってから、一度は行ってみたかった蒸留所。 一年前には、「京都も近いことだし山崎に行こっと♪」などと目論んでたのですが、 ピーティで個性的な「余市」が実は好みだということに気がついて、余市に変更。 秋に朝ドラ「マ…

ただいま帰りました

たったいま、北海道から帰ってきました。 お目当てはご覧のとおり、ニッカウヰスキー余市蒸留所。 ここ半年ばかり、お酒といえばほぼウイスキーばっかり飲んでいた私にとって、 余市蒸留所は秋になる前に絶対行ってみたかった場所でした。 余市、素朴で実に…

福岡の思ひ出

ミラーレスを使い始めてもうすぐ半年。 慣れで手の小さな私でもササッと撮影できるようになったこともあり、標準レンズを使う場合は、イザ撮影という場面でバッグからさっと出して使うスタイルが定着。 九州旅行のあいだ、望遠レンズの使用はほとんど軍艦島…

「かわいい」から卒業、大人の色へ。

宮崎あおい CM オリンパス Olympus PEN E-P3 変わらないこと。変わること。 ちょうど今、シャンプーのCMで宮崎あおいが「わたしは、『かわいい』を卒業する」と宣言(?)してるけど、年齢的にちょうどいいタイミングのコピーかもしれませんね。 以前から…

バルテュス展

この書庫に記事をアップするのはすごく久しぶりかも。 現実の世界では2月に森美術館の「ラファエル前派展」に出かけたり、先日もBunkamuraの「ミラノ ポルディ ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション」でポライウォーロの貴婦人像を観てたりしてたの…

代々木果迢会「屋島」

小謡 浅見真髙 仕舞 「源氏供養」 浅見真州 「天鼓」 浅見滋一 能「屋島」 シテ 小早川 修 ツレ 小早川 泰輝 ワキ 大日向 寛(代演) ワキツレ 野口 能弘 ・ ?(代演) アイ 遠藤 博義 笛 栗林 祐輔 小鼓 曽和 正博 大鼓 佃 良勝 後見 清水 寛二 安藤 貴康 …

日傘の女

3年間愛用していたラルフローレンの日傘がだいぶ傷んできたので、新調した。 外回りをしていた20代の頃から日傘は必需品。通勤の邪魔にならない折り畳み式はマストといってよかったけれど、遮光率の高いものほど厚手で、バッグの中でかさばるのが悩みのタネ…

ジャスミンの香り

ほぼ三週間ぶりの更新になりましたが、生きてます。 このところ、なんだか軽く五月病気味で・・・このままだと六月病、七月病なんて言っていそうな勢いです(苦笑) そんなかったるい気分を洗い流すべく(?)、汗ばむようになったこの季節、バスタイムに甘…

第二回 喜多流特別公演

能「松風」 シテ 友枝昭世 ツレ 狩野了一 ワキ 宝生欣哉 アイ 山本則孝 笛 松田弘之 小鼓 鵜澤洋太郎 大鼓 國川純 後見 中村邦生 内田安信 地頭 香川清嗣 仕舞 「田村」 佐藤章雄 「花筺」 香川清嗣 「鞍馬天狗」 谷大作 狂言「清水」 シテ 山本則重 アド 山…

九州への旅⑨ 長崎を歩く4 出島・日新ビル

相も変わらずちんたらとマイペースの長崎旅行記。 長崎にしろ熊本にしろ、市電のある街って時間の流れがゆったりと感じられる。 やまねこ好みの古いビルを発見! ごろごろにゃ~~ん エントランスからして、もう「おいでおいで」してる。。 後で調べてみた…

青い傘

青い空が見えぬなら青い傘広げて いいじゃないか キャンバスは君のもの 雨の少ない東京に住んでいながら、やまねこはプチ傘大臣。 その日の気分やお洋服の色に合わせて、傘を選ぶのが雨の日のお楽しみです。 年度末の忙しい中、気ばらしに出かけた銀座で一…

九州への旅⑧ 長崎を歩く3 唐人屋敷跡へ

東山手地区から、十人町の坂を下って唐人屋敷跡へ。 昭和な匂いただよう、平屋建の家が並ぶ路地。 なつかしの角川映画「時をかける少女」を連想させる通学路。 こういう街で高校生活過ごしてみたかったなあ。 憧れの先輩の後ろ姿。 古い商店街の中にしっく…

国立能楽堂 4月定例公演「海士」

狂言「酢薑(すはじかみ)」 シテ(酢売り) 三宅右近 アド(薑売り) 石田幸雄 能「海士 懐中之舞」 シテ 浅見真州 子方 谷本悠太朗 ワキ 福王茂十郎 ワキツレ 村瀬提 矢野昌平 アイ 高澤祐介 笛 松田弘之 小鼓 観世新九郎 大鼓 河村 大 太鼓 観世元伯 後見 清…

九州への旅 ⑦長崎を歩く2

孔子廟、旧居留区を含む東山手エリアは、いたるところにレンガの塀がみられる。 もともと、中国には磚(せん)というレンガの文化があったために、孔子廟はもちろん唐人屋敷跡でも数々のレンガ塀が。学生時代に短期語学研修で夏を過ごした北京のそれはもっ…

九州への旅⑥ 長崎を歩く1

わたしの旅は、歩き中心だ。クルマに乗っていたらあっというまに通り過ぎてしまう街角の一瞬を、自分の足で、気がすむまで近づいて見ることができるから。 だから、旅するなら歩き回れる程度の小さな街がいい。必要最低限のショートカットは市電に乗るけど…

九州への旅 ⑤出島~大浦天主堂~夕あかりのグラバー園

軍艦島クルーズから長崎港へ戻ったのは16時。春の陽は早くも西に傾きかかっています。大波止(おおはと)の電停から歩いて少し行くと、復元された出島が川の対岸に見えてきました・・・が、そこはスルーして大浦天主堂・グラバー園へ。 市電の「石橋」停留…

九州への旅 ④長崎港・軍艦島クルーズその4 周遊編

正味40分程度の短い上陸見学の後は、再び船に戻って船上から島を2周してのクルーズ。立ち入り禁止区域の廃墟集合住宅ゾーンは、船からしか見られません。 3つに分けられた見学グループのうち、私は最後に乗船したグループに振り分けられましたが、そこは単…

九州への旅 ③長崎港・軍艦島クルーズその3 上陸篇

(やまさ海運のパンフレットより) 上の地図をご覧いただければわかるように、上陸して実際に見学できるのは廃墟写真で有名な集合住宅エリアとは反対側の、旧炭鉱施設側のみとなっています。 無人化から40年間、まったく補修していない各施設は崩壊が進行し…

九州への旅  ②長崎港・軍艦島クルーズその2 上陸篇

端島(通称:軍艦島)は、長崎港から南西19kmの海上に浮かぶ面積6haほどの小さな島です。 もとは小さな岩礁でしかなかったこの島は、採掘技術の発達とともに、島の周辺を埋め立てながら護岸堤防の拡張をくりかえし、現在の島の形状になりました。 端島では…

九州への旅 ①長崎港・軍艦島クルーズその1

春先に数日だけ業務の隙間が空くと知って、真っ先に浮かんだ場所が軍艦島。 昨年、世界遺産へ推薦された九州の産業遺産の中にリストアップされたこと、島への上陸可能日数が年間100日程度ということで、比較的上陸率の高いこの時期を逃したら、いつ訪れるこ…

行ってきました

三度目の九州旅行から戻ってきました! 3月23日(祝)の朝7時半に羽田を出ましたが、折から富士山が搭乗機の向こうに見え、幸先のよいスタートになりました。 九州は広いので、基本的に毎回違うコースで旅程を組んでいます。 今回のコースは以下のとおり。 …

思う壺

特別勤務手当が支給されたので、望遠レンズ買っちゃいました! 暮れにOlympus PEN Lite E-PL5を買った時は望遠使うことなんて全然考えてなくて、標準レンズキットにしたのだけど、建築物の写真を撮ってるうちに欲が出て。 あ~こんなことなら最初っからダ…

弥生の空

春が来たから模様替え。 いせ辰の江戸千代紙、今回は河鍋暁斎の桜。 河鍋暁斎が千代紙の意匠を手がけていたとはちょっと意外だけど、 これは いせ辰にある暁斎シリーズの中でも比較的「おとなしい」方。 (他のは、花と緑の色彩コントラストがどぎつい感じ…

甘酒レシピから

福光屋の甘酒レシピ、思った以上に活用できています。 本日の晩ごはん ☆ピーマンとなすの甘酒炒め煮 ・トマトの酢辣湯 ・おかめ納豆 ・ご飯 ピーマンとなすの甘酒炒め煮 具材に火が通ったところに、甘酒と白練りごまと薄口しょうゆを合わせた調味料で炒め煮…

きれいはきたない、きたないはきれい

「きれいはきたない、きたないはきれい」"fair is foul, and foul is fair" -「マクベス」- 表題は「マクベス」冒頭に出てくる三人の魔女のセリフ。 作品の内容をふまえての意味では、「きれい(正しい)」と「きたない(悪)」は不可分であり、マクベス…

謡音読会 第38回「屋島」

大雪で荒れた週末から一夜明けた東京の朝は、眩しいまでの青空。 ゴム長靴を履いた山猫、前日の雪でグシャグシャの舗道をものともせず(←雪国育ち)、国立能楽堂(の研修室)へ謡音読会に行ってきました。 今月の謡は「屋島」。観世流以外の流儀では「八島…

バリトン・マルタン

フランスの往年のバリトン歌手・ジェラール・スゼー(1918-2004)。 何年も前に、大好きなフォーレの作品をセレクトしたCDでその歌声を耳にした瞬間、もうすっかり彼の虜。 私の場合、理屈抜きで本当に直観的に「好き!」になったものは、時がたっても好き…