九州への旅⑥ 長崎を歩く1
わたしの旅は、歩き中心だ。クルマに乗っていたらあっというまに通り過ぎてしまう街角の一瞬を、自分の足で、気がすむまで近づいて見ることができるから。
だから、旅するなら歩き回れる程度の小さな街がいい。必要最低限のショートカットは市電に乗るけど、世田谷に住んでいた一時期を除いて路面電車に乗ったことがないわたしには、長崎の市電の乗り方ひとつとってもワクワクするから、それもアリ。
旅の二日目、山手の孔子廟、旧居留区、唐人屋敷跡をのんびり歩きまわる。
市電を降りてふと振り返ると、運河(?)にせり出すように、築年数不詳の、なにやら昭和30年代の雰囲気な家が建っているのがいい。いわゆる観光スポットより、こういう街並みに惹かれるなあ。
孔子廟の入口で子獅子とたわむれる獅子。
中国の廟は赤と黄色と金色の洪水だ。
朝の光の下、照り返しでオレンジ色に染まる手すりの装飾部分。
木造建築ですが、白と青のタイルで十字架をかかげた正面の外壁がつつましい清潔感があってすてき。
防火壁なのに木造?と思ったのだけど、こういう壁をドイツ壁というらしい。
オランダ坂の入口。坂に面したたばこ屋さんの壁がレンガ造りになっている。
坂側からみた景観を合わせたのか、防火壁としての役割だったのかな?
オランダ坂の石畳。かなりの急勾配。。
う~ん、こういうショットは一眼の出番だよね~イヒヒ
長崎は坂が多い街・・・というより坂でできている街だと思う。。