2013夏の九州旅行 ⑨市電に乗って熊本さんぽ

 熊本のまちを、市電と歩きでそぞろ歩き。
 
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 熊本城の次に定番の観光スポット、水前寺公園
 
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金沢能楽美術館みたいに「景清」のマネキンと囃子の楽器が展示してあります。
公園内にはもう一か所、薪能が行われる芝生の広場があります。
熊本といえば細川家お抱えの一座・友枝家のホームグラウンドですが、
やはり喜多流の公演が多いのでしょうか。
 
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 小泉八雲旧居
残念ながら、訪問した8月26日は月曜の休館日!漱石旧居もしかり。無念じゃ!!
 
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 熊本市の繁華街・上仲通り商店街の「金龍堂・上通カッパの店」
ミョ~にしなびたひねこびたカッパが鎮座する噴水は、市民の憩いの場(たぶん)。
こういう書店には郷土史・料理の本が充実しているなど独自のカラーがあるので
必ず立ち寄ることにしています。
 
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 繁華街から一本入った通りの古いマンション内の珈琲屋さん。
外からは想像できない、緑溢れる庭とほの暗い室内のコントラストが素敵なお店。
店内に低く流れるバロック音楽に耳を傾けながら、美味しい珈琲をゆっくり味わう。
やまねこが熊本市民だったら足しげく通いそうです。
 
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 上仲通りから市電に乗って、昔ながらの商家がたち並ぶ・新町へ。
城下町らしく、防衛上鍵型に造られた町筋は見通しがきかないようになっています。
 
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 登録有形文化財・長崎屋次郎書店(大正13年/1924年
 明治7(1874)年創業の老舗の書店です。
建物の設計は東京丸の内の三菱煉瓦街を設計した保岡勝也。
 
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 木造2階建で、外壁は煉瓦で固めてあります。
残念ながらお休み中で、立ち読み兼内部の探索は断念。。
 
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 登録文化財・明八橋(明治8年/1875年)
 新町から唐人町へ渡る石造りの橋。
 
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 新三丁目御門が置かれ熊本城への出入口だったといいます。
 
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 清永本店
 明八橋を渡ると、古町・唐人町の古い商家が軒を並べる通りに行きあたります。
写真の「清永本店」は、江戸時代は板屋という屋号で荒物商を営んでいた商家。
 
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 ちょっと裏に回ってみる。なんだか「二階堂」のCMに出てきそうな蔵ですね。
 
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 さてもさても趣深い瓦じゃ。
 
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 明治初期の商家をリノベーションしたフランス料理店「塩胡椒」
煙突はもとからついていたものでしょうか?
唐人町のこのあたりはオーガニック食材のお店や雑貨屋さんもあって素敵です。
 
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 ピーエスセンター(旧第一銀行熊本支店) 大正8年/1919年
 熊本市内最初の商業用テナントビル。
事前に調べた際、古色蒼然としたビルの写真にワクワクしたのですが、
残念ながら(?)ピカピカに外壁補修されちゃってます。。
 
 
 ガイドブックに載っていない古い街並みを歩くのが、旅の愉しみのひとつです。
他にも現存する日本最古の写真スタジオとか、商家をリノベーションしたカフェ等も。
こういう街並み、金沢や京都ならまず間違いなく観光化するでしょうね~。
でも、生活の場としてそのまま暮らしている熊本市民のおおらかさも好きです。