きれいはきたない、きたないはきれい

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 「きれいはきたない、きたないはきれい」"fair is foul, and foul is fair"
                                  -「マクベス」-
 
 表題は「マクベス」冒頭に出てくる三人の魔女のセリフ。
 作品の内容をふまえての意味では、「きれい(正しい)」と「きたない(悪)」は不可分であり、マクベスの悲劇を通じて黒か白か単純に割りきれないこの世界の灰色の実体を指しているのでは?と個人的には解釈しています。
 
 ・・・が、この記事はシェイクスピアではなくて発酵食品のお話です
 
 世間じゃいわゆる「菌活」(=美容と健康のために、菌類(きのこ)や発酵食品を積極的に摂取すること)がブームになって久しいこの頃。なんでもかんでも「~活」をつけなきゃ気がすまないなんて、カツカツした人生ね!と思っているやまねこも、自炊を始めてからは、発酵食品のお世話になっています。もちろん、「雪国まいたけ」のきのこたちも頻繁に食卓に上がります。
 
 目下のお気に入りは、福光屋の発酵食品。東京ミッドタウンに直営店があるので、六本木アートトライアングルに出かける際は必ずチェックしています。
 今はなき銀座の直営店はイートインならぬDrink Inコーナーが小粋で、うすはりのグラスで大吟醸をいただくのが楽しかったものですが。。現在では都内の直営店はデパ地下とミッドタウンのフードショーに入っており、福光屋以外の金沢の食品にも力を入れています。
 やまねこ、迷いに迷って(酒も含めて瓶もの持って帰るのは大変!)、「甘酒」と「塩麹」を買ってきました。おしゃれなレシピ集もゲット。
 
 
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 で、今宵の夕餉。
 甘酒照り焼きチキン、ごはん、トマト、納豆、青菜と卵の中華風スープ。
 
 
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 砂糖や味醂を使わずとも、甘酒と醤油だけでツヤッツヤな照り焼きが出来上がり。
甘酒は砂糖ほど甘味の主張が強くなく、甘辛さがやさしい感じです。
けっこう簡単に作れたよん♪
 
 
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 「菌」は使ってないけど、我ながらうまくできたスープ。
鶏がらスープに玉ねぎ、卵、ほうれん草を入れて、ごま油とトッピングの炒りごまで中華風の味つけにしてみたらおいしかった。
 
 で、これを食べてお風呂にしっかり浸かって、23時半に就寝すれば~~
お肌の成長ホルモンや腸内菌の活動が活発になり、美しくなれる、はず。
下ごしらえの必要なひと手間かかる料理もありますが、自分の作ったものをお気に入りの器に盛りつけてゆっくり食べる満足感って、ばかにならないと思います。
このためかどうか・・・、資生堂のhakuでも効かなかったシミがすこし薄くなりました。
 やはり体が本来持つ機能を活性化させてはじめて、表面もきれいになるのかも。
玉三郎は美容の秘訣は「睡眠」だとのたまったそうだけど、品位のないやまねこは、
「快食・快眠・快○かもね♪」と言っちゃいそうです。