国境の向こうから

ゆうがたから新潟に帰省しています。

昨日仕事納めの会社が多かったせいか、きょう午後の下り上越新幹線の指定席はほぼ満席。
時期的にしかたないのですが、前後の席を小さいコ連れに挟まれてしまったため
眠るのをあきらめて丸善で買ってきた本を読んでいたら
高崎を過ぎて新潟県に入った途端、羽虫の羽のような薄い雪が窓ガラスに吹きつけてきました。

この上越新幹線群馬県から新潟県までの区間の大部分は、三国山脈を通るトンネル。
東京⇔新潟の全区間のうち、実に3分の1がトンネルなのです。
(雪害対策が万全で、真冬でも運行上の支障はほとんど出ないので安心して帰れます)
冬になると、川端康成『雪国』の冒頭、「国境の長いトンネルを越えると、雪国であった」
というくだりそのままの景色がみられます。
実際の湯沢は、バブル期の中途半端なリゾート開発でかなり俗化してますが。

新潟も数日前からの寒波で、底冷えのするような寒さです。
三週間前に霙の降る金沢に着いた日は摂氏4℃だったのを覚えてますが、
きょうのN市は摂氏3℃にもかかわらず、体感温度は金沢よりずっと寒い。
こちらの方が内陸で湿度が高いためで、逆にN市から金沢に入ると温かく感じられます。
でも、超低温多湿で日照時間の短い気象条件は、お肌にはかなりよくて
帰って二晩もすると、お肌がふっくらしてくるのを実感します♪天然冷スチームパック♥
乾燥肌にお悩みの方は、ひと冬新潟で過ごしてみてはいかがでしょう?(^m^)サムイケド・・・

今宵のお酒は「越州」の冷。
佐渡の牡蠣を入れた水炊きといっしょにいただきました♪