京都・金沢旅行記 京都篇③

京都2日目。
実は、この日は近代住宅建築で有名なヴォーリズの代表作「駒井家住宅」を観て、銀閣寺へ向かうつもりでいました。が、頃は12月の最終週。念のため電話で確認したところ、冬季は3月まで休館とのこと。そこで予定を変更して、俵屋宗達の杉戸絵で有名な養源院と 杉本博司の「仏の海」で印象深かった三十三間堂を回ることにしました。

京都2日目
銀閣寺 ~ 法然院 ~哲学の道 ~養源院 ~三十三間堂

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銀閣へは京都駅からバスで30分あまり。オフシーズンとはいえ京都駅を出るときは満員状態でしたが、清水寺地主神社で乗客は8割方降りてしまうので、ほとんど貸切の観光バス状態。
なにしろ銀閣寺行きの路線は三十三間堂清水寺祇園平安神宮・・・と主な観光スポットを回ってくれるのです。
銀閣寺の前にも、小さいながら門前町というべき お土産屋さんの並ぶ通りがありますが、どちらかというと温泉街のような雰囲気。
おばばんさんのブログで銀閣寺が補修中だとは事前に知っていましたが、来年の3月までは↑のような状態だそうです。入場券売り場に補修中の写真が貼ってあって「今はこんなだからね!」と主張しておりました・・・「補修中じゃねーか!(怒)」と言ってくる人がいるのかしら。

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銀閣寺は銀箔を張る予定でいたのが、財政難で今のような渋い姿のままになったとか。
それもそのはず、ここのお庭は造園に相当な資金を投じたはずだもの。写真は裏山の中腹から見た銀閣寺と京都の町並み。小高い場所から眺めたほうが、すっきりして見えます。

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銀閣寺山門を出てすぐの道を歩いていくと法然院に着くというので、住宅街の小路をてくてく。
道ばたに、写真のような道祖神の祠がおまつりされてました。フェンスのすぐ下は川が流れていて、祠の建っている場所が土地の境界線になっているところから、おそらく道祖神ではないかと思います。オニギリのような形の石に白い衣を着せています。
ここを過ぎたあたりから だんだん人気のない裏山のような道になっていくので、遅い時間帯での女性の一人歩きはおすすめできません。

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竹林を抜けて坂を上りきると、ぱっと視界が開けて法然院の山門に出ます。
この山門のたたずまいが実に端正で、なんだか唐沢寿明小雪(←もちろん和服姿)が出てきそうな雰囲気です。ああ、また毒が回り始めた やまねこ(^_^;A

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境内から見た山門。法然院は山にすっぽり包まれた、小さいながら心が落ち着くお寺です。
朝早くここを訪れたなら、心が浄められるかもしれません。

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哲学の道
この琵琶湖疎水の小道をずっと歩いていくと南禅寺の疎水橋へ出ます。
いまは小春日和のおだやかな冬景色ですが、春には桜並木の花びらが水面を淡いピンクに染めるのでしょう。