金沢 in 横浜能楽堂

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 横浜企画公演は浅見真州の「砧」のすばらしさはもちろんだけど、能楽堂も落ち着いた雰囲気ですっかり気に入りました。
 
 桜木町駅みなとみらい駅から歩いて15分強かかる横浜能楽堂は、やや急勾配の紅葉坂を上がっていくこともあって、決してアクセスがいいとはいえないのですが、坂を上りきった先にシックなベージュの建物が見えてくると、ほっとします。
 能楽堂のお隣には県立図書館、県立音楽堂もあって、なんかどこかで見たようなロケーションだなあと思っていたら、金沢に(少しだけ)似ているのでした。 
 金沢は街の中心部にある兼六園をとり巻くように文化施設が集中しており、石川県立能楽堂金沢21世紀美術館→県立図書館→県立美術館を横に見ながら坂を上りきった先にあります。もっとも、兼六園と横浜の住宅街の中の「かもん山」では
規模が違いますが。。
 
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 能楽堂はこんな感じ。ほどよい席数、シックな内装で落ち着ける空間です。
見所に緩やかな傾斜があって、椅子も座りやすいので舞台が観やすいのがイイ。
(宝生能楽堂、喜多能楽堂の椅子はそろそろ替えてほしいな~~)
 
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 松竹梅をあしらった鏡板。
梅は前田家の家紋に使われており、やはり加賀の能舞台なのでした。
 
 
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 もとは137年前に建てられたといいますが、なかなかしっかりした造りです。
(どこまでオリジナルの建材を使っているのだろう?)
写真では明るい色合いですが、実物はもっと落ち着いた飴色です。
飴色の能舞台っていいな~。
 
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 横浜能楽堂限定の生落雁「鏡板」
 やまねこのブログの常連さんの中には、この写真を見ておわかりの方もおられるはず・・・そう、金沢「諸江屋」さんとのコラボ商品なのです。
売店で、金沢の古い地図をあしらったあの包みを見たときは、すっごくなつかしかったですよ~
 
 
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  やまねこは自分用に4個入、週末に上京してくる父へのお土産に8個入を購入。
中身は、諸江屋の定番「万葉の花」の横浜バージョン。
和三盆と小豆のしっとりした甘さが上品な諸江屋の生落雁を、久しぶりに金沢の桐工芸のトレイに懐紙を敷いていただきました
4個中2つは「紅葉」「梅」だったので、残り2個は「松」「竹」でしょうか。
 
なんだか金沢がなつかしくなりました。。