ひとときの贅沢

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 金沢ではたいていビジネスホテルを利用しているのですが、今回はちょっと趣向を変えて初めてのお宿に泊まりました。
 朝、目が覚めてカーテンを開けると雪をかぶった松の枝がすぐ目の前に。
 
 
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 朝ごはん。
手前のスープは雑穀とクコの身が入っていて、やさしいお味でした。
写真には写ってないけど、フルーツも運ばれてきてボリュームたっぷり。
 
 
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 金沢ならでは(?)の、麩を使ったひと皿。器も九谷を使っているのがうれしい。
全体的にあっさりめな味つけで、女性やご年配の方向きかな~と思いましたが、
隣のテーブルの男性が「うまい」とガッついてました(笑)
 
 
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 親子二代で切り盛りしているお宿で、いたるところにオーナーさんのこだわりが。
フクロウの剥製とご対面できる(汗)、アンティークな書き物机。
 
 
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 お茶を飲みながら、北國新聞でも読みますか・・・。
 
 
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 滞在一日目の晩は、柿木畠のライブハウスで今年最初のジャズのセッションを楽しんで夜更かししましたが、二日目は早めに宿に戻って蔵を改装したラウンジでのんびり過ごしました。
 本物の暖炉の前で水割りを飲みながら、「うつのみや書店」で買ってきた本の頁をぱらぱらとめくる、至福のひととき・・・。
 
 
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 立ち上がるのが億劫になりそうな、ゆったりした革張りの椅子。
やまねこ家の土蔵の内扉にも左奥のような格子がついていて、なつかしい。
 
 
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 蔵の二階部分をロフトに改装したのだそうで、天井が高く開放的な空間です。
 
 
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 蔵の窓には、可愛いおべべを着た起き上がりこぼしが。
 
 シングルユースだったこともあって正直やや高くつきましたが、慌しい日常を完全に忘れてゆったりした時間を満喫できました。
 さっと入れてシャッと出発できるビジネスホテルも気楽でいいですが、こういうお宿の「顔の見えるサービス」もいいですねえ。お宿の人から建物を改装したときのお話をお聞きしたり、いつものお店で「また、帰省の寄り道?」という会話を交わしたりしているうちに、お気に入りの日なたで伸びをしている猫みたいな気分になってくるのでした。