「犬のための建築」展(TOTOギャラリー「間」)

 
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 東京ミッドタウンにほど近いTOTOショールームのギャラリー「間」で開催されていた
「犬のための建築展」最終日にすべり込みで行ってきました。(12月21日で終了)
 
 タイトルどおり、「犬のため」に作られた建築物?を紹介している展覧会です。
 建築は、「人間のため」であるという暗黙の前提でつくられている「常識」をずらすように、この展示会では「犬の目線に建って建築物を見る」というテーマで、第一線で活躍している13組の建築家・チームが設計した作品が展示されています。
 
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<参加作家>
アトリエ・ワン伊東豊雄、MVRDV、隈研吾、コンスタンチン・グルチッチ、妹島和世、トラフ建築設計事務所内藤廣坂茂藤本壮介、ライザー+ウメモト、原デザイン研究所、原研哉
 
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原デザイン研究所×日本テリア
 
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妹島和世×ビションフリーゼ
 
 
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伊東豊雄×柴犬
 
 
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隈健吾×パグ
 
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 ひとくちに「犬」といっても、犬種も体格もさまざま。その多様性は人間同士の体格差以上のパターンがあります。「犬の目線に立った建築」は、そうした犬目線の多様性を生かすことが重要となってくるのです。
 「人間のため」の建築が当たり前だと思っている中で、こうした「犬の視点」で建築をとらえ直す機会なんて、なかなかないのではないでしょうか。決して犬小屋なんて言うなかれ。特に犬と暮らしている者にとっては、ウチの子はどのお家に住みたがるかなあとか、ワンちゃんの目線をシュミレーションしながら観られるので、なかなか楽しめる展示でした。
 しかも、公式サイトからは展示作品の設計図をダウンロードできるようになっています。憧れの?建築家が設計したお家に我が家のワンちゃんが住むこともできるんですよ~ これまで観た建築関係の展示で、いちばんユニークな企画でした。
 
 
 「ギャラリー間」のお楽しみのひとつは、2階の書籍コーナー。
建築と本屋がやまねこにとっては、ひとたびここに足を踏み入れたが最後、カラ手で出られない「魔」の空間です。
今回はこの子↓を連れて帰りました。
 
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「パンといっぴき」(桑原奈津子著・パイ・インターナショナル)
 
 
 パンがだいすきな犬と、朝の食卓の定点観測。
毎日変化するテーブルの上の朝食と、パンをぢっ。。と見つめるわんこの表情につい引き込まれて、癒されまくっています。巻末にパンのお店リストと、朝ごはんのレシピが載っていて、朝食レシピ本としても楽しめます。
 
 
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 あ~我が家のクルちゃんもこんなお顔で「ナンカチョーダイ」してるなあ。
 クルちゃんにももうすぐ会えるけど、毎回、普段一緒に過ごしてないやまねこに心を許してくれた頃に帰京しちゃうんだよねえ。。