久しぶりのスーツ

　今の職場（去年異動したのです）は私服勤務の部署。9年前に転職してからずっと制服着用の部署だったけど、今度はスーツを着る機会もそれなりにあると聞いたので、前の会社で着ていたスーツを引っ張り出してみたら、あ、合わない…

まあ、若かりし頃（20代）のトレンド＆体型に合わせたスーツだから、当然といえば当然の結果といえる。

　そんなわけで、3月頃にスーツを買いに行こうということになって、事前にネットでチェック。堅めの業種なのでダーク系、できればネイビーというイメージくらいはあったのだけど、アラフォー向けのスーツって本当に少ないですね～。女性の正社員率が30代で激減するのと比例しているような少なさ加減である。

20代ならスーツ××みたいなお手頃なところのものでもいいけれど、十数年も働いていれば縫製・デザイン・ＴＰＯともに年齢相応なものじゃないとみっともない。それなのに、この年代のスーツはＰＴＡのママスーツみたいなのばかりで、機能性と品質の両方を充たすスーツを探すのは本当に難しい。この国では三十代後半以降の女性は表に出るなというのかしら。

　それでもなんとか、「これはいけそうかも？」というブランドのサイト２つ見つけて、夫にも見てもらう。

ブランドＡ

ブランドＢ

　Ａ・Ｂとも私が服を持っているブランドで、品質はおおよそ見当がつくけど、スタイルはご覧の通りかなり違う。同僚には割とフェミニンなスーツを着ている人もいるので、Ａにはちょっと惹かれるものもあったけど、機能性とスタイリッシュさではＢかな～と迷った。

　夫をＰＣ画面まで呼んで「どっちが似合いそう？」と聞いたら、コンマ1秒くらい私の顔をちらっと見て（笑）、

「好みだとは思うけど…Ｂの方が働く場向けだと思うよ」

そして小谷（真生子）さんもこういうの着てるよね、とつけ加えた。（彼は小谷真生子が好みのタイプなのである）

　そう言われてみれば、Ａタイプは私の年齢では下手すると入園（学）式のスーツに見える危険性も…。花の独身時代、母校の大学を訪れた際に守衛さんに卒業生ですと言ったら、「（初等部の）受験の下見ですか？」とナチュラルに聞かれたトラウマをついでに思い出しましたわ（笑）。

　そんなわけで、Ｂのスーツをスカート・パンツ・インナーもセットでお買い上げ。帰宅後ハンガーにかけたスーツを見た夫は「いいね～かっこいいよ」とにっこり

　それなりの出費だったけど、久しぶりの新しいスーツは気持ちが引き締まるね！上品な光沢のあるネイビーに極細のピンストライプの入ったスーツは思った以上に活用できる。

　スリーシーズン対応のスーツなので、上の画像みたいにネイビーのインナーを合わせた同色コーディネートも挑戦してみようかな～と思うこの頃。