ひまわり

　早いもので、先日結婚一周年を迎えました。

　この一年間で名前どころか、新卒時以来住み慣れた街から引っ越し、職場も変わり、生活環境の変化によるストレス数値を計るのが怖いくらいでしたが（笑）、幸い家に帰るとほっとするのが何よりかなあ。

　写真は実家の母と妹たち（含むワンコ）から届いたお花。

　

　挙式当日、式場のホテルのロビーにひまわり畑風のアレンジが飾られていたのを憶えていてくれて、贈ってくれたんです。

うれしいなあ。

　この日は式場から一周年のお祝いとしてディナーのご招待があったので、ちょっとおめかしして出かけました。

普段ならそうそう行けないレストランで（男性はジャケット・ネクタイ着用のドレスコードがあるようなお店です）、英語、フランス語、ゲランの香りがやわらかく飛び交う重厚な雰囲気のお店でした。私たちの前には金婚式と思しき老夫婦が記念写真を撮ってもらっていました。素敵…。

　お料理は日本の食材を活かしたフレンチで、柑橘類を泡立てたのをレタスと青豆のソースがふわりと囲んだお料理（白いお皿は縁が泡立って見えるような特殊加工をしてあり、お料理の質感とコーディネート）が印象的でした。低温加熱した鴨のローストに鴨の血と赤ワインのソースを絡めて、フルボディの赤ワインと一口ずつ交互に味わいながら、吉田健一がこよなく愛した葡萄酒はこんな感じだったのだろうかとうっとり。

「何周年になるかわからないけど、頑張ってまた来ようね～」と小声で言ってたけど…金婚式より早く行きたいな（笑）

　面白かったのは、食後のチーズを選んだ時に私がいいな～と思っていたのを、夫が選んでいたこと。もともと食の好みは近い方だけど、最近は外食時にまったく同じものを選ぶことが多いので、一緒に暮らすうちに似てきたのでしょうか。

　帰りにネクタイ外して（笑）ロビーに降りたら、一年前と寸分違わぬひまわりが！嬉しくなって記念撮影。

　毎年この日には、家にひまわりの花を飾ろうと思った一日でした。