ポイントがずれてない?

・・・と感じることってありますよね。
仕事とか、人間関係なんかで。

先日の立川署の警察官による女性射殺事件、
立川署が被害者のご遺族に対し、見舞金として100万円を渡したそうです。
職員から「せめてもの供養として」募ったお金だそう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070904-00000405-yom-soci

好意的に解釈すれば、
一部の「腐ったりんご」が起こした重大犯罪に対し、
日々職務に励む警察官として、忸怩たる思いから発したのだろう、
とも思えますし、実際にそういう要素もあるのでしょう(と思いたい)。

でも、この一見「美談」な報道、すっごく違和感を感じます。

そもそも、この事件の問題点(核心)は下記に尽きると思うのです。

‘錡鐡には警官だけが携帯でき、一般の人が持てば違法となる拳銃を、
 丸腰の市民に向けたこと。
∋人という重大犯罪を犯した警官に対しても、退職金支給が適用される
 という公務員法の運用システム。

今回は、警察官の遺族が退職金を辞退したことで支給はされませんでしたが、
本来は、そうした「個別の対応」による解決ではすまされないと思います。

各報道でも、「警察官によるストーカー殺人」という
スキャンダラスな側面が必要以上に強調されるあまり、
この拳銃携行の管理体制の見直し、公務員法上の問題が
なおざりにされているのではないかと感じます。