夏を呼ぶ鳥

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朝、商店街を歩いていたら目の前をすっと横切る物体が。

え?と思い目をやると、店の軒先にツバメの巣を発見。

背の高い男性なら手を伸ばせば届きそうな所に巣を作っていて、見た限りでは4羽のヒナがピーピー鳴いている。もう喉元が赤く色づいているから、巣立ち間近な子たちでしょうか。

いっちょまえの顔をしているけど、まだ親鳥(写真左)が代わる代わるせっせと運んでくるエサを大口開けて食べている。人間でいえば高校1年生くらいかな?

 

それにしても、ツバメがすごいと思うのは人間がすぐ近くにいる場所で巣を作ること。天敵のカラスや蛇が近づきにくいからだといわれているけれど、人間が自分たちを襲わないと知っているのでしょうね。

 

子供のころ、近所の仏具屋さんの軒先に毎年ツバメが巣を作りにきていて、学校から帰るとヒナの様子を見に行くのが楽しみだった。ヒナの喉が赤くなってきたな、と思って見ているとある日突然誰もいなくなってしまって少し寂しくなったっけなあ。

 

ネットで調べたところ、ヒナの巣立ち率は50%程度で、巣立ち後は親鳥と一緒に河川敷などで群れを形成し、台湾を経由してフィリピンやマレーシアで越冬するとのと。

高1ヒナも週明けには巣立ちでしょうか。

 

今来たと 顔を並べる つばめかな (一茶)