山崎豊子とエステ問題

世間一般では2週連続の連休を楽しんでいるのをよそに、
先週18日から27日までひたすら働いておりました。
前職は薄給だった代わり、完全週休二日制の会社だった分、
今回の連続出勤は本っ当にきつかった・・・。

昨日の振替休暇は「キレイになる日」にあてるべく、表参道へ。

①「ブラウンライスカフェ」で、日頃の野菜不足をフォロー
②「ヴェレダ」のサロンでフェイシャルエス

①はイギリスのアロマテラピーブランド「ニールズヤード・レメディーズ」の
直営店経営のオーガニックカフェ。
「季節の野菜のせいろ蒸膳」で、一人暮らしではなかなか摂りづらい根菜類を
たっぷりいただきました。玄米ごはんとお味噌汁がおいしい♪
日頃はランチをゆっくり取ることもままならない生活なので、
五臓六腑にしみわたる」って表現が久々に実感できました。

②はスイスのアロマブランド「ヴェレダ」の直営サロン。
(①にもサロンはあるけど高いし予約取りづらいんですよね)
ここではお手頃な45分のフェイシャルコースをお願いしました。
ワイルドローズ(ローズヒップ)のオイルで、
顔、首筋、肩、デコルテをケアしてもらったのですが、
コストパフォーマンスの良いコースだと思います。
施術開始直後から眠っちゃうくらい気持ちよかった・・・。
お肌もつやを取り戻して、「きんぴかの気分」(by武田百合子さん)。
イメージ 1
エステに行くのは学生時代からの憧れでした。
当時、愛読していた山崎豊子の「華麗なる一族」で、
万俵大介の愛人・高須相子が、正妻・寧子を威圧し大介を繋ぎとめるため、
全身エステに出かけるシーンがあるのですが、いつか行ってみたいなぁ・・・と。
大地の子」でも、主人公の元恋人・趙丹青がフェイシャルエステから帰宅して
夫の愛人と鉢合わせし、夫が愛人に預けた不正の証拠書類をおさえて
告訴、離婚に切り込むシーンがあります。
エステに行ってなかったら、若い愛人にここまで強気に出られたのか?と思います。
イメージ 2
山崎豊子、というと骨太の経済小説のイメージが強いですけど、
女の心と体も結構鋭く描いています。(ただし自立してない女性には残酷)
女としての矜持を保つには、見た目を磨くのも大切なのだ、
そしてそれは働く女性が自分への褒賞として得るもの、という風に受け止めてました。
ちょっと林真理子に相通じるものがあるかも。

高須相子や趙丹青と違って、
幸か不幸か、私には渡り合う相手はいませんけどね。