N響11月定期公演(Cプログラム)

カレンダーどおりに土日休めないことが多い仕事についていますが、
そのかわり平日は比較的早く帰れるので、
お買い物やコンサートは平日に仕事をガーッと片づけて出かけています。

昨夜も昨夜とて、渋谷のNHKホールへ。
残業が立て込んでいたので、原宿駅からタクシー飛ばして開演10分前に入場(?)

指揮:ネルロ・サンティ
チャイコフスキー交響曲第一番「冬の日の幻想」
チャイコフスキー/歌劇「エフゲーニ・オネーギン」から「ポロネーズ
チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」

楽員さんやN響ファンの間で、評価の高いネルロ・サンティですが、
公演を聴くのは今回が初めて。
全体を通して、色彩豊かな、それでいて透明感のある音を楽しむことができました。
特に「冬の日の幻想」は、本当に冬景色が見えてきそうな、好演奏。
指揮者によってオケの音がガラッと変わってしまうんですね。
アシュケナージ時代の薄っぺらい音が、密度の高い色彩豊かな音に変わっていて、
本当に同じオケかと思うくらい。
前半が約45分、後半がなんと30分(!)という異様に短い、
「なぜこの曲をこの順序で出すのか?」と思うようなプログラムでしたが、
香り高い音そのものをゆったり愉しめたせいか、それほど違和感は感じませんでした。
こういう演奏会があってもいいなー。

このところ、お能お能N響からはしばらくご無沙汰してたけど、
久々のNHKホール、やっぱりなじみの場所は気が楽だわー(笑)
能楽堂でも若い女性のおひとりさまを見かけるけれど、
全体的な年齢構成は、N響の方が若い世代が多い。
一番安い席が1,500円だし、開演時間が会社帰りに駆けつけられる時間帯だし。
無理しなくても聴きに行けるというのは、やっぱり決定的。

ここまで書いてきて、
お能は若いファン獲得という点では、まだまだだなーと思いました。
まず平日の開演時間が早すぎる!!
会社勤めしてたら6時(宝生夜能)、6時半(国立普及能)開演なんて無理。
一曲減らしても、開演時間・ボリュームともに負担を軽くしてもらえれば・・・。
(ついでにいうと、夜能は月イチに増やしてほしい~)
これだけでも、若い世代が来やすくなると思うのですけど。
あと、これは宝生能楽堂の話だけど、売店でパン・おにぎり置いてほしい。自販機も。
あの喫茶店、とっても入りづらいので(笑)
飲まず食わずで5時間もの月並能は、本当にきついのです・・・(TT)
腹が減っては戦ができませぬ。