リバーサイド千秋

昨日の日記には、「雨から雪に変わりそう」と書きましたが、
今日一日、冷たい雨のままでした。
でも明日にはほんとに雪になるらしいです。

午後から、父が「近代美術館に行くぞ!」と言い出したので、
両親と私の三人で外出。妹は別行動。
地元(長岡市)の県立近代美術館で「加賀の伝統美」を開催しているので、
父としては気をきかせてくれた、ようです。

しかーし!

県立美術館は本日より1月3日まで休館・・・当然だよね、「公」立だもの。
私のスケジュールとは完全にすれ違い。
教訓・・・事前に確認しよう(消費者金融のコピーみたい)。

まあでも、せっかく着替えたんだし、お茶でも・・・ということで、
美術館に隣接する「リバーサイド千秋(せんしゅう)」に行ってきました。

以下、思いっきりローカルネタなので少し説明しますと、
「日本一の大花火大会」で知られる長岡市は、
中心部を流れる信濃川で、川東(旧市街)と川西(新興住宅地)に分かれています。
ここ数年は他の地方都市同様、郊外の開発にともない基幹病院が移転したり、
ショッピングモールができたりしています。
リバーサイド千秋」も、そうした郊外型ショッピングモールです。

三浦展ファスト風土化する郊外」の典型例ですね。
あ、そういや三浦さんも郊外(新潟県上越市)ご出身でしたね。

テナントは二十代前半をターゲットにした、プリプラ(プリティ・プライス)中心。
映画館も入っているので、クルマを持った地元の若い子は、
これでますます駅前地区からは足が遠のくんじゃないかな、と思いました。

不思議なのは、そんなテナントに「イルムス」が入っていること。
一枚4,000円近くするお皿や、7,000円のクッションカバーを買おうとする人が
失礼ながら、ここの客層にどれだけいるのでしょうか?
新潟市の中心部ならともかく長岡の郊外で・・・。
出店にあたって、地元の消費傾向をリサーチしてきたのかな?と思いました。

地元の商店街がシャッター街に変わり、クルマでショッピングモールへ、
という消費パターンが、ここでも進んでいるんだなぁと実感。
よく都会は隣人の顔が見えないというけれど、田舎もそうなりつつありますよね。

最新のアイテムと物欲でキラキラしたモールで買い物を終えて、
一歩外に出たら真っ暗なアスファルトの原っぱ。

ちょっと くらくらしたのでした。