今年もあと一時間

早いもので、2007年もあと一時間。

猪年の今年は、私にとってはまさに「猪突猛進」の年でした。

ここに書いていないこともたくさんありますが、
転職をしたり、それにともなって人間関係も変化したり・・・。
とかくテンパってしまいがちだった私を見守ってくれた友人、家族の
ありがたさを改めて実感させられた一年でした。

手帳を読み返してみると、例年以上に忙しかったにもかかわらず、
美術展や舞台通い、そしてプライベートの予定はむしろ増えていたのにびっくり。

ONとOFFのメリハリをつけることで
自己管理をはかってきたこともありますが
趣味というか興味の対象についていえば、
夏の金沢旅行、
そしてそれがきっかけとなった、お能との出会いは大きかった。
金沢での「半蔀」、辰巳満次郎さんの「芦刈」、
忘れられない思い出になりました。

上半期はエコール・ド・パリの芸術家、
20世紀初頭のアート一辺倒だった私ですが、
お能がきっかけで装束や日本画の企画展にも足を運んだり、
古典や三島由紀夫を読み始めたり、と興味の対象がずいぶん広がりました。
武田百合子さんの「犬が星見た」(中公文庫)じゃないですけど、
星を見て素直に驚いたり感動したりする犬のように、
楽しんでいきたいと思います。

また、今年から始めたブログのおかげで、
普通なら、まずお会いできないような方々と交流を持つこともできました。
つたない記事を読んでいただいた方々、コメントをお寄せくださった方々、
ありがとうございました。

皆様もどうぞよいお年をお迎えください。