「感動した!」

↑は、某国元首相の発言ではございません。
昨日、「能楽座 長岡公演」から母と妹が帰ってきまして
電話でコーフン気味の感想を聞かされ、ひがみモードに入っております(笑)

自分が直接観た舞台ではないので、以下は聞き書き
「柏崎」での山本東次郎さんの間狂言
「猩々乱」での観世銕之丞さん
二番続けて勤められた松田弘之さん(笛) がとてもすばらしかったそうです。


私は年末に水道橋で「乱」(渡邊茂人さん)を観ているのですが、
母の話から察するに、観世流とは足のはこびなどが違うようです。
宝生流では、腿が胴につくかと思うほど高く引き上げたり、体を沈ませたり
という動きを、やわらかく音も立てずに繰り返していましたが
観世流では、「イナバウアー」のように横に滑る動きがあったとか。
バレエを見ているかと思うほど、華やかな舞だったと感激してました。

(んー、グルメ話を聞かされてるような気分。私まで観たくなっちゃう)

母も妹も、能を観るのは初めてだったのですが
3時間があっという間に感じられたほど、のめりこんだと話してました。
父は今回参加してないけど、私と同じく、旅先(京都)で能を見たとか。
ちなみに、我が家の観能デビューは↓

・父    :金剛流「弱法師」in京都
・母&妹 :観世流「猩々乱」in長岡
・私    :宝生流「熊坂」in金沢

ほぼ全員、それぞれ場所も流儀もバラバラで観能デビュー・・・
しかも、各自 自分の観たものを熱く語る家族って・・・ある意味スゴイ(゚◇゚)

もっとびっくりしたのは
母が「来月もお能観に行くっ!」と言い出したこと。
私のケースと違って、特定の土地と流儀に思い入れがあるわけではないので、
次は観世以外の流儀で観たいのだそうです。
3、4月は県内で各流儀の公演があるので、可能であれば
能楽鑑賞の維持会員になれないかしら、と言い出したのには本当に驚きました。
母は、ふだん趣味らしい趣味もほとんどなく、気になってたくらいなので。

なんだか、「芦刈」の満次郎ショックを思い出しました(*^^*)
おそるべし、銕之丞(・・・ってまだ観てないけど)。