雛まつり

こないだ新年を迎えたと思ったら、もう3月・・・。
ここ数年、時間がたつのが本当に早く感じられます。

明日は桃の節句。お雛まつりですね。
東京の山猫軒では、桃の花を飾って透明なお酒(スパークリングワイン)を
開けるくらいですが、新潟の本宅ではちゃんとお雛さまを飾っています。
これは私の初節句に、母方の祖父が日本橋高島屋まで出て贈ってくれたもの。
人形は顔が命、といいますが上品で可憐なお顔の内裏雛で、
三人官女や五人囃子も一人ひとり個性のちがう、臈たけたお顔をしています。
お后の檜扇は表裏に手書きで絵が描かれてあって
・・・裏面の絵柄は、無垢の地に観世流の「鬼扇」のような牡丹の花です。


ところで、最近になってやーっと気がついたのですが
「五人囃子」って、能楽師なんですね。
扇しか持ってない子は指揮者?と思いこんでたけど(^_^;)シテだったのかー。
舞囃子でも舞うのかしらん。
わが家のお囃子は、おっとりした子、負けん気強そうな子、おとなっぽい子、
個性豊かですが全員カワイイ♪から、そのまま若手能に出てほしい☆

毎年、お雛様を設営するときに
お道具をきれいに拭いたり雛に持たせるのは、私と妹の仕事でしたが
五人囃子が、なかなか楽器を持ってくれなくて苦労しました。
しまいには、雛の手を調べ緒にグキグキ食い込ませてセット(ヒドイ!)。
妙にかしいじゃって、子どもゴコロにもヘンだと思いましたが、
今思うと、違う職分の楽器を無理に持たせてしまってたかな・・・・・・。
もしかして毎年「乱能」演じさせていたのかも?!ゴメンネ!!

しかし!来年からは晴れて「乱能」卒業の見込みです。
来週、母と妹は長岡で観世流の公演を観る予定だから。
新潟にちなんで「柏崎」をやるそうです(柏崎と長岡は車で40分くらいの距離)。

うろおぼえだけど、番組はたしか
「柏崎」(梅若六郎)、「猩々乱」(観世銕之丞)。
狂言は曲目忘れたけど山本東次郎。大倉源次郎さんも出演されるそう!
こないだ「美の壺」の話なんかしてたから、
妹に「へっへっへっ源様も出てるよー」と言われてしまった(*_*)
ちっ!いいなーいいなーこんど銕仙会も観に行こうかな。