アファナシエフのシューマン

このところ、頭の中能びたり(ってほど観ていないけど・・・)の日々だったので、
HMVでアファナシエフのCD買ってきました。


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ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!

天は××を与えず(失礼!)っていうけど・・・それにしてもこのジャケットはないんじゃ・・・(^_^;)
一瞬、個性派天才ピアニストにして前衛作家でもあるアファナシエフのことだから、
イヒョーを突いて「阿漕」の面か デスマスクをどーーん!と出してきたのかと思いましたが
エストロのご尊顔だったのでした(そっちの方がコワイ)。
購買意欲を下げるんじゃないかと、余計な心配をしてしまった私でした。

でも、ドイツものの演奏にかけてはアファナシエフ、ダントツなのです!
ちょっと遅めなテンポが、思索的なブラームスにぴったり。
えてして情緒に偏りがちなブラームスを、理知的に、でも堅苦しくなく弾いています。
そんな彼なら、詩人・シューマンはストライクゾーンのはず!
・・・という期待にガッツリ応えてくれた一枚です。
シューマンの狂気を これほど表現しえた演奏はないだろう」というコピーの
「狂気」は大仰だけど、シューマンの 内向性の情熱をよくとらえた名演。
これで1,000円とはお安いと思います。

でもね~CDの「外側」がどうも・・・。解説もかなり理解不能

アファナシエフの部屋に招かれたのは誰か。私はシューマンだし、クライスラーだし、
金星人といっても同じことだ、とピアニストは語る。シューマンやシャーマンを私は信じる、
今日の人々が信奉する事実や外見でなく、幽霊のほうを、と彼は秘かに呟く。 (以下略)

こんな書き出しで、以下えんえんとシューマンがシャーマンが、って続くんだよ(笑)
それも3ページ近く。曲そのものの解説は最後の1/2ページでさっくり。
こういう解説は、評論集かなんかにとどめておいてほしいナ~。
クラシック音楽評論家の方々は、いまだに「日本語で書かれていることだけはわかる」
文章をお書きになっているのかと、ビックリさせられたのでした。
能のパンフレットがこんな解説だったら、絶対寝ちゃうかも・・・。