モディリアーニ展(国立新美術館)
去年の今頃にもBunkamuraで「モディリアーニと妻ジャンヌの物語」展を観に行きましたが
今回は去年より作品そのものを楽しめる企画展でした。
1907年~1920年の作品の変遷、特にアフリカン・アートから受けた影響にフォーカスした、モディリアーニの作品を体系的に観ることのできる展示内容となっています。
展示作品も約150点と、質・量ともに国内では過去最大規模の展示だそうです。
そんな気合の入ったコピーの割には(笑)サクッと観ることができて、ボリューム的にもちょうどよかったのではないかと思います。
今回は去年より作品そのものを楽しめる企画展でした。
1907年~1920年の作品の変遷、特にアフリカン・アートから受けた影響にフォーカスした、モディリアーニの作品を体系的に観ることのできる展示内容となっています。
展示作品も約150点と、質・量ともに国内では過去最大規模の展示だそうです。
そんな気合の入ったコピーの割には(笑)サクッと観ることができて、ボリューム的にもちょうどよかったのではないかと思います。
去年の春、同じく国立新美術館の「異邦人たちのパリ」展で
ルーマニアの彫刻家・ブランクーシの「眠れるミューズ」を
目にしたとき、モディリアーニに似てるなあ、と思ったのですが、
やはりブランクーシと親交があり、彼を通してアフリカン・アートの影響を受けた作品「カリディアット」を制作しています。
上の彫刻が「眠れるミューズ」(注・展示してません)、
右の青い女性像が「カリディアット」。
髪を結い上げた「ジャンヌ・エビュテルヌ」と併せてご覧ください。
ね、似てるでしょ?(得意げ)
ルーマニアの彫刻家・ブランクーシの「眠れるミューズ」を
目にしたとき、モディリアーニに似てるなあ、と思ったのですが、
やはりブランクーシと親交があり、彼を通してアフリカン・アートの影響を受けた作品「カリディアット」を制作しています。
上の彫刻が「眠れるミューズ」(注・展示してません)、
右の青い女性像が「カリディアット」。
髪を結い上げた「ジャンヌ・エビュテルヌ」と併せてご覧ください。
ね、似てるでしょ?(得意げ)
「藤田嗣治展」(2006年)以来、エコール・ド・パリの芸術家(ピカソ、
キスリング、藤田、スーティン、シャガール)をチェックしてきたけど
モディリアーニが一番好き!
ギリギリまで無駄をそぎ落とした造形重視のフォルム。
あの青と緑、赤みを帯びた暗いブラウンなどの色彩感覚。
独自の様式の中に、モデルの個性を鋭くつかみとった人物像。
「Ⅱ章 実験的段階への移行:カリディアットの人物像」の作品群で
ブランクーシの影響を受けたモディが彫刻家を目指していた、
という解説を読んで、とっても納得できたのでした。
ブランクーシの作品でも展示してあればもっとよかったけど。
今回は、瞳を描いた人物像も結構な数展示されていて、
「女の肖像(マリー・ローランサン)」、「若い娘の肖像(ヴィクトリア)」、
「赤毛の若い娘(ジャンヌ・エビュテルヌ)」が印象に残りました。
1920年代のアール・デコを先取りしたようなボブカットの女性像
「黒いドレスの女」も、時代の空気が伝わってくる小粋な作品。
当時のモードがうかがわれるような、おしゃれな女性像も目につきました。
さすがモテモテ・イタリアーノは違うね(笑)
今回(も)、もっとも心に残った作品。
「肩をあらわにしたジャンヌ・エビュテルヌ」(1919)
「女の肖像(マリー・ローランサン)」、「若い娘の肖像(ヴィクトリア)」、
「赤毛の若い娘(ジャンヌ・エビュテルヌ)」が印象に残りました。
1920年代のアール・デコを先取りしたようなボブカットの女性像
「黒いドレスの女」も、時代の空気が伝わってくる小粋な作品。
当時のモードがうかがわれるような、おしゃれな女性像も目につきました。
さすがモテモテ・イタリアーノは違うね(笑)
今回(も)、もっとも心に残った作品。
「肩をあらわにしたジャンヌ・エビュテルヌ」(1919)
死の前年、二人のつかの間の平穏で幸せな時期に
描かれたジャンヌ像。
去年Bunkamuraで観て、一年ぶりの再会です。
薔薇色に輝く肌、透き通るような青い瞳
背中に波打つ 金色をおびた赤褐色の長い髪
絵そのものが内側から光を発しているようでした。
最初の瞬間から、理屈抜きで惹き込まれるような
作品や舞台との出会いが時にありますが、
この絵もまさにそのひとつ。
会場はそこそこの人出だったので、長時間作品の前に突っ立っているのは迷惑だと思い、距離をあけて
それでもいちばん時間をかけて観てました。
展示室を出るときも、つい振り返って見てしまった。
Bunkamuraで この絵の額入りプリント買って部屋に飾ってますが
今回もショップでしっかり散財させられてしまいました(^_^;)
描かれたジャンヌ像。
去年Bunkamuraで観て、一年ぶりの再会です。
薔薇色に輝く肌、透き通るような青い瞳
背中に波打つ 金色をおびた赤褐色の長い髪
絵そのものが内側から光を発しているようでした。
最初の瞬間から、理屈抜きで惹き込まれるような
作品や舞台との出会いが時にありますが、
この絵もまさにそのひとつ。
会場はそこそこの人出だったので、長時間作品の前に突っ立っているのは迷惑だと思い、距離をあけて
それでもいちばん時間をかけて観てました。
展示室を出るときも、つい振り返って見てしまった。
Bunkamuraで この絵の額入りプリント買って部屋に飾ってますが
今回もショップでしっかり散財させられてしまいました(^_^;)
ロートレック展以来、久々の美術展だったせいか今日はテンション高めです。
そういえば、ミッドタウンのサントリー美術館は乃木坂駅を挟んだご近所ですね。
六本木ヒルズの森美術館も目と鼻の先です。
そのせいか、バックナンバー確認したらこのアート・トライアングルの企画展ばかり。
美術館はやはり街中にあった方がいいのかも。
そういえば、ミッドタウンのサントリー美術館は乃木坂駅を挟んだご近所ですね。
六本木ヒルズの森美術館も目と鼻の先です。
そのせいか、バックナンバー確認したらこのアート・トライアングルの企画展ばかり。
美術館はやはり街中にあった方がいいのかも。