オトギクヅユ

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もう一ヶ月近く前の金沢ネタです。いくらなんでも引っ張りすぎ?
写真は落雁で有名な諸江屋の「オトギクヅユ」。

金沢は茶道がさかんなためか美味しい和菓子が多いのですが
私がMyおみやげに必ず買って帰るのが生落雁なのです。
土地柄だなーと思うのは「加賀宝生」という落雁
白い和三盆に黒い練羊羹をはさんだ四角いお菓子で、
包み紙は宝生五雲の扇の絵柄です。
とてもいい焙じ茶か、お薄がよく合います。
今回は帰省も兼ねていたので箱詰めにしてもらったのですが
たちまちピラニア・・・じゃなかった家族の胃の中へ。

今回は諸江屋本店でお買い物。冷たい麦茶を出されてウレシイ♪
で、見つけたのがこれ↑

オトギクヅユ?乙菊露??(←反射的にこの字で変換)

お店の人に聞いてみたら葛湯のことで、つまり「お伽葛湯」。
絵柄は「かちかち山」「花咲か爺さん」「桃太郎」の3パターン。
ゲリラ豪雨一過、涼しくなった夕方のおやつにいただきました。
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中身は粉末状の葛なんですが、グズグズ練っているとダマになってしまうので
お湯を少しずつ注ぎながらすばやく練るのがコツ!
有閑倶楽部」(茶道家元殺人事件の話)で、万作パパが
「脇を締め!内角をえぐるように!練るべし練るべし!!」
とモーレツな勢いで濃茶を練る場面があるけど、まさに「内角をえぐる」感じ(笑)
(元ネタは「明日のジョー」なんだとか ^_^;)
できあがった葛湯はねっとり重めでうす甘く、桃をあしらった加賀麩が浮いてました。

このオトギクヅユ、ネット通販でも買えます(もちろん落雁も)。
でも夏の日、犀川のほとりを歩いていったのも いい思い出です。