「加賀宝生のい、ろ、は」

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お仕事はそろそろ繁忙期、お能は能閑期(←私がです)なこの頃
おもしろい雑誌を入手いたしました♪
表紙は檀れい。美人だ~~。

月刊「金澤」は、タイトルどおり金沢のご当地雑誌で
今月号の特集は「能『加賀宝生』のい、ろ、は」。
サブタイトルには「金澤人ならこの程度は常識です!」とあるけど・・・(笑)

内容は、お能を観たことのない金沢人向け(たぶん)に、
お能をわかりやすく、コンパクトに紹介したもの。

(い)能楽師(若手も数名)へのショートインタビュー
(ろ)能楽の基礎知識
(は)定番演目のあらすじ紹介
(に)能楽美術館での体験講座の紹介

項目だけ見れば、ありがちな誌面構成ではあるけれど
定番演目が今年の定例能で取り上げる曲の紹介も兼ねていたり
演者紹介では「冬の観能の夕べ」でシテを勤める若手を紹介していたりと
能楽堂へビギナーを誘導しようという工夫が感じられました。
やっぱりこういう特集はですね、ベテランもいいけど若手を前面に出して正解だと思います。
歌舞伎みたいに袋とじ写真集(表紙はなぜかスーツ姿)まで作る必要はないけど(笑)
私なんて、五雲会でおなじみの顔ぶれがゾロゾロ出てくるので
「あー**さんが出てる~!@@さんってば髪切ったんだ~♪」
って、ついニヤニヤしちゃうのですが ^_^;A(←結局、そういうところばっかり見ている私)
でも、初めてお能観たとき二十代、三十代の能楽師の姿を見つけてビックリしたんですよね。
能楽師なんてお爺・・・モトイご年配の方しかいないと思ってたから。(←また怒られそう)

冗談はともかく、自分と齢の近い能楽師がリーズナブルな公演や体験講座で
地道な普及活動をずーっと続けられているのには、本当に頭が下がります。
私自身、おととしの夏に転職して前より忙しくなったけれど(今日も午後までお仕事!)
「観能の夕べ」みたいな公演だったからこそ、お能の楽しさを知るきっかけになったのだし。

もっとも、ご当地雑誌という性質上、
「い、ろ、は」特集以外は私にはまーーったく関係のない内容ばっかりで、
またしょーもない衝動買い・・・じゃなかった有意義なお買い物をしてしまいました~(^◇^;)