昭和の美容室

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金沢で見つけた、町家の美容室です。
築40年は超えていそうな町家と「コールドパーマ」の看板が、いい味出してますね。

写真の看板が、いかにも(当時の)最新技術を売りにしてます!って雰囲気だったので、
帰京後、担当美容師さんにコールドパーマってなーに?って取材してみました(^-^;)
(私も髪のまとまりをよくするため、パーマをかけています)

コールドパーマとは、常温で薬液を使用して行うパーマのことで、
施術に長時間かかる1浴法、1液と2液(中和剤)を使用する最もポピュラーな2浴法、
ブリーチして弱っている髪など特別な場合に行う3浴法があるそうです。
昔は、加熱式のロッドを巻いてお釜(?)をかぶる「電気パーマ」が主流でしたが、
熱で髪を傷めずにすむコールドパーマは画期的な技術だったそうです。
あ、私がかけてるのは「ソフトパーマ」といって、コールドパーマの進化系だそうです。

もうずいぶん前になりますが、NHK連続ドラマ「あぐり」に出てきたパーマ
電気パーマの元祖みたいなもので、大変な手間とコストがかかったため
おしゃれな富裕層のステイタスだったそうです。
ドラマでは、戦争で鉄製品を供出させられてパーマの機材がなくなってしまったところに
どうしてもパーマをかけてほしい!というお得意様が来店し、
かろうじて残っていた携帯用パーマ機材でセットをかけてあげられた
・・・ってエピソードが印象に残っています。
明日をも知れない日々でも、いえ、だからこそお洒落を楽しみたい!という女ゴコロね。
(萬斎さんの袴姿にやられた当時の私は、毎朝 予約録画してから登校してました♪)

現在は、電気パーマも見直されていて「デジタルパーマ」という形で再登場。
コテを使わず手ぐしだけで「十和子巻き」が作れる、アレですね(笑)

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金沢では、町家造りのお店をいたるところで目にします。
上の写真の美容室は、金沢の某所にて現役で営業していますが
場所柄からいって 和装ニーズに対応したお店なのかも(たぶん)。
中も見たかったけど~シャンプーくらいなら、お願いしたい・・・かな。
そして、右の写真は 吉行あぐりさんの「山の手美容室」。
あぐりさんによると、NHKの「あぐり美容室」より実物の方がずっと素敵だった、そうです。

なんか、とりとめがなくなってきたので、今日はここまで。