かいちん

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お口直しに金沢で見つけたお菓子を紹介します。

「かいちん」(石川屋本舗)


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か、可愛い~~~っ!

昔、金沢では『おはじき』のことを『かいちん』と呼んでいたそうです。
明治時代に土でつくられた『おはじき』を『かいちん』と名を改め、大正時代にはガラス玉で用いて、木の葉、桃の実、ウサギ、カメなどの形をなぞらえて作っていたそうです。

形といい、彩りのバランスといい、文句ナシに可憐なお菓子。
表面を氷砂糖(?)で薄くコーティングしてあり、口に含むと中の綿玉(ゼリー)が
あわあわと溶けてやさしい甘さが広がっていきます。


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懐紙の上に並べてみました。
ほんとうに『おはじき』みたい。ああ、食べるのがもったいない~。
昔の人は、こんなやさしいおもちゃで遊んでいたんですねえ・・・。
これは女性(&自分)へのお土産にオススメ♪間違いなく喜ばれます。


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『かいちん』専用の包み紙。
函の形に合わせて六角形をしています。
金沢の和菓子屋さんの包み紙は こまやかで美しいので、捨て(られ)ずにとっています。
たとえば落雁「諸江屋」の包み紙は、藩政時代の金沢の地図をあしらったものですが、
今の金沢と 街の形があまり変わっていないことに驚かされます。

こういう やさしいお菓子をいただくと、懐紙や半月盆がほしくなりますね。
桐のトレイを迎えてから、茶器や懐紙、黒文字、和風のランチョンマットを少しずつ揃えたり、
お茶葉も試行錯誤しながら、あれこれ試しています。
時間が許せば、お茶のお稽古に通いたいなあ。