オーディション

N響メンバーの「卒業」を気にしていたら、ベルリン・フィルのコンサートマスターに樫本大進が内定したというニュースが。
順調に行けば、来年の秋には安永さんの後任&BPO二人目の日本人コンマス誕生か~。
「順調に」というのは、BPOではオーディションを通過して内定した後、一年間の試採用期間を経て全楽員の3分の2以上の賛成を得てはじめて、完全な契約を結ぶことになるため。
N響も同様だそうだけど、オケの求める水準なり資質に合っていないと判断された場合は、最悪、オーディションを最初からやり直すことすらあるらしい。
オーケストラの財産は「音」だから、とはいえ厳しいですな。

それにしても、あの「大進くん」がもう三十歳ですか・・・しかもコンマス・・・。
樫本大進の実演は、リサイタルやN響定期で何度となく聴いてきたけれど、日本でのデビュー後間もない彼の「シャコンヌ」を旧安田生命ホールで聴いた時、バッハをなんだかフランクみたいに弾くヒトだなあ~と驚きつつ、帰りにデビューCDを買ったのを憶えています(←遠い目)
早ければ秋以降、BSで彼のコンマスぶりを聴けるかも。興味津々です。