やまねこ母娘の能天気な休日

イメージ 1
(「早く帰ってきてね・・・」)
 
金曜日から3日間、上京してきた母と一緒に過ごしました。
 
コトの発端は、先月、新潟市で上演された塩津哲生さんの「黒塚」。
新潟市では毎年、喜多流の塩津さん&馬場あき子さんによる能楽体験講座を
年数回行っているのですが、充実した企画内容で毎回満員御礼状態だそう。
私も某カルチャーセンターで一度、塩津さんの体験講座に参加したことがありますが
カルチャーだろうと地方だろうとwherever本気モード・塩津さんの能にかける情熱に
いたく感じ入ったものです。
新潟市には能楽堂りゅーとぴあ)ならあるけれど、春・秋にしか公演がないから
新幹線で新潟から帰ってきた母から、塩津さんや若手の活躍ぶりを聞くにつけ、
機会を得て母を目黒の能楽堂に連れて行ってあげたいなあ~と思っておりました。
 
折も折、4月の自主公演には人間国宝友枝昭世の「賀茂物狂」がかかるので
一緒に行かない?と軽い気持ちで声をかけたところ、諸般の調整がうまく運び、
さらに、以前から母が行きたがっていた代々木能舞台でも、喜多流の二日前に
果迢会の四月例会が催されるため、もうこーなったら両方行こう!!ということに♪
 
で、母の「能天気な休日」。
1日目(4月23日) : 代々木果迢会 in 代々木能舞台
2日目(4月24日) : 旧白洲正子邸「武相荘」(※やまねこは別行動)
3日目(4月25日) : 喜多流自主公演 in 喜多六平太記念能楽堂
 
さきほど、母を東京駅まで送ってきましたが
「三日間で いい舞台を二回も観られるなんて、なんて贅沢なシアワセなの~!!」
と喜んでくれました。
親孝行と言いつつ、実際は私も父にちゃっかり甘えてしまったのですが
お能を観る機会の少ない母が、短い期間に続けて佳い舞台を観ることができて
本当にうれしく思います。私自身、何にもまさるリフレッシュになりました。
演者の方々、そして快く送り出してくれた家族に感謝です。