やまねこの夏休み⑤-高岡・瑞龍寺

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なかなか進まない夏休みの日記・・・8月末になって書き始めるあたり、小学生の頃から進歩してませんなあ~f^_^;)
 
さて、高岡2日目は朝から雨混じりの強風。どうもお天気には恵まれてないようです。。。
気を取り直して駅から歩いて10分ほどの国宝・瑞龍寺へ。
第二代加賀藩主・前田利長の菩提を弔うため17世紀に建立されたお寺です。
雨に濡れて黒ずんだ伽藍と 芝生の鮮やかな緑のコントラストが清々しい美しさ。
う~ん、やっぱりお寺は朝イチの参拝が正解ですね。
 
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ちょうど仏殿に入ったところで雨の勢いが激しくなり、しばらく雨やどり。
今年の夏は燕の姿をほとんど見かけなかったのに、ここではおびただしい数の燕が芝生の上を低空飛行して虫を獲っています。高い庇の陰に巣がたくさんあるのかな。
 
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禅堂側の回廊。漆喰塗りの壁の白と木材の黒檀色だけの、ストイックなまでに美しい空間。
雨の匂い、濡れた土と芝生の匂い、古い木材にしみついたお香の匂いに包まれて、伽藍をめぐる長い回廊をゆっくり歩く時間は、自分と向き合うひとときでもありました。
 
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(A)総門 (B)三門 (C)回廊 (D)仏殿 (E)法堂 (F)禅堂 (G)鐘楼 (H)大庫裏
 
上の図のように、瑞龍寺の伽藍は仏殿を囲むように法堂、禅堂、庫裏などが配置され、それらを結ぶように長い回廊がぐるりとめぐらされています。
だいたい寺社仏閣なんて凡人の宗教心を掻き立てるようなつくりになっているものなんですが、このお寺を歩いたとき安定感はなんなんだろう?これは伽藍の配置がポイントではないか?と思った やまねこ。
ここの配置は心臓部である仏殿を中心に、精神面をつかさどる禅堂と生理面を表す庫裏が長い回廊で結ばれていることで、人間の体を疑似体験させ、生理的な安定感をもたらす構造になっているからではあるまいか??・・・って、寺社建築を勉強してるワケじゃないのでテキトーな仮説ですが。。。
 
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禅堂前の木魚。こうして見ると 泳げ鯛焼きくん♪だなあ~(←雑念多すぎ(^◇^;)
座禅の間は手前の引き戸を締め切りにできるようになっています。
私はパワースポットの類には全然興味ないんですが、いいお寺はやはり心がすっきりさせられますね~。
 
 
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昼前の金沢行の電車までまだ時間があったので、路面電車万葉線にもちょっと乗ってみました。
路面電車なんていうと東京都世田谷区を走る世田谷線とか、京都市内の路面電車みたいに昭和の匂いただようレトロな車体を想像していたのですが、意外と新しいのにびっくり。
 
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<おまけ>
高岡名物(?)のコロッケ。写真は「こんぶコロッケ」です。岩塩をつけて食べるんです!
聞くところによると富山県は共働き率が全国1位だそうで、手軽にテイクアウトできるお惣菜類・特にコロッケがおいしいのだそう。(←実証済み) コロッケ横丁なるものもあるらしいです。
職場でこの話をしたところ、女性陣の間で「なぜ富山県は共働き率No.1なのか?」という議論が起こりましたが、ついに謎は解けず。。。(←発言者の価値観が垣間見える議論でなかなか面白かったですが、それはまた別の話)
ついでにいうと、富山県は「貯蓄率」「生活満足度」も全国1位らしいです。微妙に連動していそうな気もするけど、それが可能な要因はなんなんだろう?どなたかご存知の方、いらしたらご教示ください。