「密かに情を通じ・・・」

毎週日曜日の晩は、やまねこ早めにおうちに帰ってお風呂入って準備万端♪
・・・で観ている「運命の人」。
 
先週ナベツネが吠えたと思ったら、今度は西山太吉も噛みついたりして
視聴率(平均10%前後)の割には何かと話題のドラマですが(←話題づくり?)、
裁判でモックンとギバちゃんが「男女関係にすりかえられた!」と叫んでいるのは、
なんのことはない、このドラマそのものじゃないでしょうか??
モックンと真木よう子のドキドキシーンをここまで引っ張るのは、視聴率対策とみた。
実在の関係者がなんと言おうと、これは「西山事件」を取り上げたドラマじゃなくて、
西山事件を題材に、やまとよ作品という一次加工を経た三角関係の愛憎劇」ね。
西山事件に忠実にドラマ化したら、えげつなさすぎて視聴率は取れんだろう・・)
そもそも、一次加工(やまとよ作品)からして、山崎豊子毎日新聞の元記者だし、
TBSは毎日新聞の系列なので、「史実」から離れることは当たり前なんだけど、
毎日新聞・TBSまで検察側のシナリオどおりにストーリー展開してどーするよ?
 
ってなわけで、も~無責任(?)に、「モックンのやまとよドラマ」として楽しんでます。
だいぶ前の話ですが、中国残留孤児問題を扱った「大地の子」ドラマ化の際に
山崎豊子が「陸一心(ルーイーシン)役は、絶対モックンがいい!あの目がいいのっ!」
とゴネたのを、NHKのディレクターが「それじゃモックンが残留孤児やってるドラマに
なっちゃって原作のテーマ性が薄れる、主役は知名度の高くない役者の方が
無数の残留孤児の悲しみが伝わる」と言って上川隆也を起用したのだそう。
当時は「そんな~」とがっかりしたけど、今となってはNHKの判断が正しい気が。。
なにしろ、取り調べの屈辱に顔を歪めるモックンの表情にドキドキし(←変態)、
松たか子に思いを寄せる王子、いや、若手建築家・長谷川博巳が出てきても
「確かに王子だけど、私が松たか子でもモックンとは別れないな~~」
などと妄想竹がボーボー成長しております(笑)
 
そして、回が進むにつれて真木よう子演じる「三木昭子」の魔性っぷりに釘づけ。
色は抑え目にしつつ、アイラインや眉などの線がしっかりしたナチュラル風メイク。
口紅を塗っていない唇、普段は端正なボブカットの髪が乱れかかる様子。
週刊誌の記者からの電話に「…お待ちしておりましたわ」という声にゾクッとしたり。
モックンの三つ揃い姿もセクシーですが、やつれた真木よう子には負けたわ(笑)。
 
それにしても、昭和40年代のオハナシだけど、モックンのピンストライプのスーツとか
真木よう子のジャケット・スカートの丈は現代のラインが入ってるんですね。
(当時の記事↓で見る蓮見喜久子もアラフォーの公務員なのに超ミニですが)
まあ、細部にわたってデフォルメがきいたドラマになってますね。