竺仙デビュー

着物なんて、イベント(七五三、成人式、卒業式)以外はとんと縁のない私ですが、
この夏、とうとう買ってしまいました・・・あこがれの、竺仙の浴衣。
 
実は何年も前から、竺仙のサイトをときどきチェックしていたのですが、
「浴衣なんて、どこに着ていくんだ?」
「そもそも自力で着付できないし」
「着物を着る習慣のない私には、高くつくんじゃないか」
という理性の声で、毎年「見るだけ」で見送っていたのでした。
 
あ~~それなのに。。
 
「ちょっと見るだけ~~」と言い訳して足を運んだ、日本橋の某百貨店で
ガラスケースから出してもらった綿絽の、染めの美しさに目を奪われてしまい、
「この機会に浴衣の着付くらい覚えよう!」と決断。
最初は扱いやすそうな(?)綿コーマにしようかな~と思っていたのですが、
年齢的にも、先々のことを考えても、綿絽の方が使えそうな気がしてきました。
藍色、納戸色、白のうち、最近では納戸色(藍より明るい青)が人気だそうですが、
やはり最初の一枚は、藍地に白抜きのザ・定番でいこうかなと。
 
対応してくれたのは年配の女性で、やまねこがまったくの初心者だと言うと
好みを聞いたうえで、どんどん反物を出してくれました~~♪
(この時季は、竺仙本店よりも その百貨店の方が品数が多いとのこと)
いざ反物を前身頃に当ててみると、直線的な柄行、大きな柄はあまりしっくりせず
やわらかい感じの柄、桔梗に団扇の柄、花菱の柄の三点に絞り込み。
花菱柄の浴衣&琉球みんさー織の半幅帯の組合せにも惹かれましたが(特に帯)、
結局、秋草をあしらったやさしい柄の浴衣&紗の半幅帯に決定。
 
繰り返しになりますが、着物をまったく着ない人間が浴衣一揃い用意するとなると
専用下着やら下駄やらバッグも必要になるし、プラス手縫いのお仕立て代で、
やまねこにとっては、まさに「清水買い」。
それにしても、浴衣一揃いを整えるプロセスを体験すると、着物(今回は浴衣ですが)ができるまでに、数えきれないまでの手仕事の各工程があるのだな~と、あらためて実感しました。
 
着ていく場所?
そんなのは、なければ作って、着て出るまでさっ!
 
来月上旬には仕上がるそうなので、楽しみ~♪