My Funny Valentine 2013

 
 ジャズのスタンダード・ナンバーの中でも好きなMy Funny Valentine
この曲はほんとにいろいろな人がカレンジしていて、毎年この季節に「今年はこれ」と紹介しているのですが、2013年はキース・ジャレット・トリオに決まり。
 キース・ジャレットもこの曲を何度もカヴァーしているけど、1988年のSTILL LIVEの少し長めのイントロと霧雨の中に消え行くようなラストがファンタスティックで好き。
初めてこの曲を聴いたのが、中村八大のジャズアルバム「ミスティ」に収録されていたピアノソロ・ヴァージョンだったせいなのか、好みがやや甘めな傾向があるかもしれません。
 
 
 さて、ヴァレンタインデーも男性への贈答とは別に、自分用に高級チョコを買う女性が珍しくなくなるなど、この時期のチョコの愉しみ方も多様化しているこの頃。
 
 やまねこは「自分用」には地元のスーパー(ちょっと高級)で、輸入物の手頃でおいしいトリュフチョコを買っています。シャンパンやキャラメル、オレンジピールなどなど、しっとりした味わいのものを少しずつ。
 
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 これが、シングルモルトウイスキーとよく合うのですね~。シングルモルトの持つ、ややビターで芳醇な香味はチョコレートとの相性がいいのです。
 たとえば、やまねこお気に入りの「ザ・マッカラン12年」は、マッカラン自体に乾いた木のやわらかさとキャラメルのようなバニラ香があるので、キャラメル味かそれに近い香りの濃厚なチョコレートは、お互いの風味と香りをよく引き立て合うのです。
ただし、水割りやハイボールでは甘さが勝った「ゆるい」感じになるので、(やまねこの好みでは)このマリアージュはロックの方が楽しめる気がします。
 
 翌日に仕事を控えた晩でも、食後の一杯のウイスキーと三粒のチョコレートがあれば、その日の疲れをリセットしてすこし贅沢な気分が味わえますよ。