美術館 de お散歩(国立西洋美術館)

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「考える人」
 
 ラファエロ展を観た帰り、珍しく美術館前庭のロダンに寄り道。
ロダンはあまり好きじゃないのですが、屋外の彫刻は季節や時間帯によって
表情が移ろうように見えるのがいいですね。
↑の角度から観ると、ベンチで途方に暮れてる人に見える。。逆光のせいかな?
 
 
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この角度からの方が思索的な感じかな。
さっきの写真の撮影位置から1メートル左にずれただけで、彫刻の雰囲気が
まるで変って見えますね。
 
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この日は雲ひとつない、よく晴れた日だったのでコルビュジエの輪郭が
くっきりときわだって見えてきれいでした。
 
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ロダンの彫刻って、ふだんの生活ではありえないような身体のねじり方をしていて、
カレーの市民」はそれほどではないけど、よく見ると一体一体の身体に
表情や性格があらわれてるんですね~。
 
 
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この「門」の上部にも「考える人」がいますね。
この作品はいつ行っても撮影している人たちがいて、地方から来たと思しき
おじさんが喜々としてシャッターを切っていました。
きっとラファエロ展を観に、まっすぐ上野に向かったんだろうなあ。
 
経済力が落ちたとはいっても、東京の美術展開催数は膨大な数に上るし、
震災後の現在、いつまで続くかわからないけど、大物も来日しているから、
海外旅行に行くだけの時間とお金がなくても、実はまだまだ恵まれてるんだろうな。
現実は、都心のマンションに住んでいても、ローンの支払いでいっぱいいっぱいで
ご近所の美術館で優待やっていることも知らない人も結構いるけどね。。
 
最近全然名前聞かなくなった田中康夫氏(元長野県知事ね)が典型なように、
地方出身者ほど、ある意味アーバンライフ(←死語(笑)を満喫しているのかもね。