六浦

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 もう先月の話になりますが、本を探しに神保町へ出たついでに、「ささま」で季節の上生菓子を買ってきました。
 前の職場のトップが甘党で、研修で関西に行った時は「鍵膳良房」の葛切を教えていただいたりもしたのですが、舌が肥えておられるだけあってハズレなし。
 「ささま」はうっかりしていると見落としそうな程さりげない店構えですが、月替わりの上生は見た目も味わいも繊細で、季節の移ろいを楽しませてくれます。
あ~時間に余裕があれば銕仙会の開演前にでも立ち寄りたいのだけど・・・
 
 写真は七月の「青楓」。葉脈から葉先にかけての薄緑のグラデーションが爽やかで、口の中で練切と漉し餡の甘味がすぅっと広がっていく食感がたまりません
 
 青楓といえば能「六浦」を連想しますが、横浜市金沢区六浦(むつうら)町に「六浦」の舞台となった称名寺があるのだそうです。この称名寺、浅見真州の「梅枝 /越天楽」上演前の講座でも登場したのでちょっと興味があるのですが・・・別の話になってしまうので、また記事を改めます。