ハイドシェック
ただいま帰省中。
Uターンラッシュと完全逆走コースのため、新幹線はガラガラだったけど、東京駅は激混み
パイパー(PIPER)は、カンヌ国際映画祭での公式シャンパンだけど、概して口当たりの良いエドシェック社のシャンパンの中でも特に華やかな味わいで、(過去2回ほど口にしただけの)ドンペリにも決して劣らぬ銘柄だ。いつだったか成城石井で見かけたときには、マリリン・モンロー愛飲のシャンパンなんて書いてあった(笑)。
我が家では、以前家族が上京してきた際に、父の還暦祝いにと私が宿泊先のホテルにパイパーを持ち込み、夜景を見ながら乾杯した楽しい思い出のあるシャンパンで、何らかの節目の際にキャスターバッグと一緒に運んで帰っていた。
モエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコではなくパイパーを選ぶ理由はもうひとつあって、ピアニストのエリック・ハイドシェックがエドシェック社の御曹司で、クラシック音楽好きの父への贈り物としてはLVMH社のお酒よりはインパクトがあるかも・・・と思ったからでもある。 ピアニストが「ハイドシェック」でシャンパンが「エドシェック」と表記されるのは不思議な話だけど、もとはドイツ系のお家だそうでフランス語読みでは「ハイドシーク」と発音するらしい。フランソワとはタイプこそ違えど個性的な演奏スタイルの持ち主で、↓のフォーレもテンポがどんどん変わって揺らぐような独特な演奏だけど、この曲では一番好きな録音だったりする。