2013夏の九州旅行 ①高千穂・天岩戸神社

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 ・・・というわけで、またまた九州を旅してきましたよ♪
九州は8県もあるから、どこに行こうか選ぶだけでもひと仕事だぜ。
やまねこはぴかぴかのゴールド(ペーパー)ドライバー(笑)なので、九州各地ではバスと新幹線を使っての移動をもくろみ、当初はこんな↓コースを計画。
 
8月24日(土)  羽田 ⇒阿蘇熊本空港 ⇒高千穂
8月25日(日)  高千穂 ⇒阿蘇熊本空港 ⇒阿蘇(草千里・中岳) ⇒熊本市
                          (※悪天候のため熊本市に直行)
8月26日(月)  熊本市内観光後、九州新幹線で博多⇒福岡・天神へ
8月27日(火)  箱崎宮香椎宮 ⇒天神・薬院エリア ⇒福岡空港 ⇒羽田帰着
 
 そう、今回のメインはバスで高千穂⇒阿蘇を回って熊本市内に入るという、パワースポットめぐりのようなコースだったのですが、あいにく二日目は熊本でも久しぶりの豪雨で、やむなく阿蘇は断念。その代わり熊本城と市内の街歩き(町の登録文化財建築探しともいう)にたっぷり時間をとれました。くまモンにも遭遇しましたよん♪
熊本は、水がきれいで食べ物も飲み物(米や麦のジュース)もおいしかったです。
 
 
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 8月24日。
 高千穂は宮崎県にあるのですが、阿蘇熊本空港から高速バスで二時間ほど南下するため、東京23区内からの所要時間は約7時間強。朝7時の便に乗るためには5時前には家を出なくちゃいけません・・・(ほとんど徹夜)。
 やまねこが乗り込んだソラシド航空(SNA)は、写真よりずっと小さい機体で飛行機というよりは観光バスみたいなコンパクトさ。それでもいざ離陸すると、窓の外に広がる澄んだ青い空と海岸線のくっきりとした国土の形の美しさに目を奪われて、眠るどころかアドレナリンが踊りだす(←古すぎ・・・)始末。
 
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 予定通りお昼頃に高千穂バスセンターに到着した後は、観光案内所で荷物を預けて交通手段を確認。こうした土地の場合、ネットやガイドブックで現地の情報を得るには限界がありますから、やはり地元の観光案内所で相談するのが一番確実です。やまねこは路線バスと徒歩、タクシーを組み合わせての移動です。
 まずは路線バスで15分ほどの天岩戸神社へ。道中、つづら折の山道の角に極彩色の男女の道祖神をお祀りした小さな祠があったりして、「まんが日本昔ばなし」みたいな風景が広がっているんですよ~。
 
 
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 天岩戸神社の神楽殿。この晩は高千穂神社の神楽殿で観光神楽を観てきたのですが、天岩戸神社の方がいかにも神事っぽい趣が感じられます。
 
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 神楽殿柱頭を守る、龍と虎。
 
 天岩戸神社では、本殿や神楽殿以上に見逃せないのがご神体の「天岩戸」。
天岩戸は本殿背後の川を挟んだ対岸の、人が立ち入れない「神域」にあり、その通用口は施錠してあります。というといかにも敷居が高そうですが、社務所に申し出れば神職の方からお祓いを受けた上で本殿裏の「遥拝所」からご神体を拝ませていただけるようになっています。
 やまねこは5,6人のグループと一緒に遥拝所に案内していただいたのですが、天岩戸は洞窟の入り口が崩落しており、おそらく対岸の崖下の岩場が神のおわします場所なのではないか・・・と思われます。鬱蒼とした木々に覆われた急峻な崖は神職といえども立ち入れないのだそうで(もちろん撮影禁止)、古来そうして守られてきた場所を初めて目の前にして、精進潔斎は神である自然に人間が少しでも近づくために行われるものなのかもしれないなあ・・・なんて納得してしまいました。
 
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 神社下の河原から上流を望んだところ。この数百メートル上流が神域で、底しれぬ青さをたたえた水を見ているだけで、ここは自然そのものが神様なんだな~と思える。
 
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 崖下の渓流沿いに、神々が集まって相談事をしたという天安河原を目指して歩く。
こはちょっとしたトレッキングコースのような場所で、歩いているだけで体の中がきれいに浄化されていくような気分になれます。
 
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 いくつめかのつづら折を曲がった先に、突然現れる天安神社。
太古から渓流の水が侵食してできた洞窟だと知識ではわかっていても、この一帯を歩き続けていると、なんか気分はすっかりもののけ姫 この風景が目の前に現れた瞬間、思わず立ち止まってしまいました。
 
 
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 洞窟内部のお社。鈍いやまねこでも独特の空気を感じる場所です。
 
 
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 はあ~~(言葉にならない)。
無数の石塔は、ここで石を三つ積み重ねて倒れなかったら次に川の水で石が流されたときに願い事がかなうと謂れに、多くの人たちが訪れて残していったものです。
 
 
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 帰りに本殿の外でおみくじを引いたら、なんと「大吉」!
なんでも行け行けどんどん、みたいなことが書いてあって、さすがストリップで引きこもり終了しちゃう神様だけあって大らかというか超ポジティブだな~
帰りも路線バスでバスセンターに戻り、今度は高千穂峡へ向かいま~す。