沖縄のうつわ

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 普段使っている食器は、粉引の白を中心に、黒、緑と無地のものがほとんどです。
料理のレパートリーが増えるにつれ柄物もほしくなって、六本木の路地にあるギャラリーを探し当て、沖縄の読谷に窯を持つ作家さんのうつわを買いました。
 
 上の写真はご飯茶碗用の染付マカイ(マカイとは沖縄の方言でお椀のこと。)
白化粧に大胆なコバルト染付がぱっと目を惹きます。やまねこ、ご飯茶碗は青磁か有田にしようと思っていたのですが、あまりこだわりすぎず気に入ったものをとっかえひっかえしてご飯ライフを楽しもうかな~と思えてきました。
 
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 上記と同じ作家さんの染付五寸皿「波」(手前)、四寸皿「蕾唐草」(奥)。
 
 何種類もある柄をそれぞれサイズ違いで揃えられるようになっていて、どの柄をメイン(五寸)にしようか迷うほど。お店の人に
「普段どんな色のテーブルに器を置いてますか?照明の色は?」と訊かれたので、
「白熱灯の下で黒っぽい半月盆を使ってますよ」と答えたところ、
お店のテーブルの上に黒っぽいトレイを敷いて、お皿の色映えやコーディネートがチェックできるようにしてくれました♪
 
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 大らかな柄とやわらかい土質で、手に取って見ているうちにどんなお料理を盛りつけようかいろいろイメージが湧いてきました。実はお店に来る前は、有田の人気作家のうつわを買うつもりでいたのですが、店頭で実際に見たら、いまの自分が作りたい料理には沖縄のうつわの方がしっくりきそうだなあと思えてきたのです。
 
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 帰りにスーパーに寄って、さっくり作って盛りつけてみました。
やちむん(沖縄の焼きもの)の染付三つを同時に並べるのはさすがにくどいので、
取り皿は無地(友人の結婚の引き出物としてもらったもの)に替えました。
 
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 ご覧のように、深さがあるお皿なので汁けのあるお料理もOK♪
 写真は白菜のクリーム煮(中華風)。中国では、市場や住宅の軒先に山積みされた白菜が冬の風物詩ですが、日本人のやまねこも、この季節は白菜をよく食べています。レシピではしめじを使うことになっているけど、やまねこは しいたけの方が風味があって好み。
 残った白菜は、牛肉と合わせて京風の炒め煮にしようかなあ。
 
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 こちらは、以前金沢から連れ帰ってきたガラス作家さんのうつわ。
お盆の色が映ってガラスの柄がわかりづらいですが、小さな丸刀で表面を彫ったような黒い柄は、色鮮やかなトマトなどによく映えるんです。
 写真はりんごと大根と水菜のサラダ。簡単だしさっぱりしておいしかったけど、彩りがイマイチ。ミニトマトでも切って赤を添えればよかったなあ~。
 
 やまねこの持っている作家もののうつわは手頃な物ばかりですが、それでも量産品の食器を使っていた頃に比べると、うつわを丁寧に扱うようになりました。自分で料理するようになって、ほぼ毎日扱うことで愛着がわいてきたのでしょうね。
これからレパートリーに応じて少しずつうつわを増やしていくのが楽しみです。