震災から9日

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 熊本の地震から今日で9日目。
日を追うにつれて被害が拡大していく様子に心が痛みます。
 熊本市には2013年の8月に一度訪れていて、大雨で阿蘇中岳に登るのを諦めて熊本城をじっくり見て回ったので、ボロボロになった熊本城の姿にはショックを受けました。文化庁の調査によると修復には20年以上かかるとか…。

 夜間に被災してスーパーの駐車場で夜を明かす人、車中泊を続ける人たちの姿に、2004年の中越地震を昨日のことのように思い出します。あれから12年、せっかく震災の直撃を逃れた人が車中泊で亡くなるニュースに、中越地震の教訓を生かせてないのか…と驚きすらします。
熊本の被災者は安全が確認できるまで、県外に一時避難できないのでしょうか。ボランティアや医療機関だってインフラの整った場所の方が支援しやすいだろうし…。
 12年前、私の実家では車中泊は二晩が限界だと言って、両親と妹は三日目に余震の続く古い家に戻りました。「私たちはこの部屋で寝ているから、もし何かあった時は…」と電話で言われて「そんなこと言わないで」と泣いたこともありました。

 その長岡は震災から10か月後の花火大会で、例年より大型の新しい花火「フェニックス」を打ち上げました。あれを見て「長岡もまだ立ち上がる力が残っているんだ」と思った長岡市民は多かったのではないかと思います。
 熊本の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。



*熊本旅行の過去ログ(24時間の滞在をこれだけ書いたとは…)