二番皮の珈琲キャニスター

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 光原社で買ってきた珈琲豆入れ(200g用)です。
 家で珈琲をペーパードリップで飲んでいるので、豆の保管容器は必須。今はハリオなどの密封容器が安く手に入るけれど、それはそれとして、お気に入りの豆はすてきな容器にしまっておきたいもの。
 写真は秋田の樺桜細工の茶筒をアレンジした、光原社のオリジナル商品です。


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 いわゆる樺桜細工に使われているのは、桜の表面の皮を剥いだ一番皮。
 これは一番皮を剥いで7~8年後に再生した二番皮を使ったもので、コルクのような文様は、採取した箇所や再生状態などによって、ひとつひとつ個体差があります。盛岡に入る前に角館で樺細工の老舗を訪ねたところ、二番皮は手に入りづらいので、最近ではほとんど扱っていないとのこと。光原社にも少ししか置いていないのだけど、タイミングよくご縁のものに出会うことができました。
 一番皮の茶筒は結婚するときに燕三条の銅製茶筒とともに母から買ってもらって、焙じ茶に使っています。並べてみると、二番皮の方がモダンな感じで、珈琲にぴったりな気がします。


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 茶筒は外蓋を引き抜いた後にもうひとつ内蓋をつけているものが多いですが、こちらはねじ式(?)で開閉。
 買った直後は、蓋を開けると樹の香ばしい匂いがふわっと立ち上がってきました。


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 最初に入れる珈琲豆は盛岡のお店のものにしようと決めていたので、新幹線の時間が迫る中、GWにおじゃましたお店に行きました。店主は我々を憶えてくれていたみたい。
 お店ではネルドリップで淹れている豆をペーパー用に挽いてもらい、美味しいコーヒーをなんとか味わうこともでき(ネルドリップは抽出に時間がかかる)、幸せな気分で盛岡を後にしたのでした。