珈琲と山猫

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 今年のバースデーに電動ミルを贈ってもらいました。
 お互いの誕生日とクリスマスには(今のところ)プレゼントを贈り合っていまして、たいてい髭剃りやらドライヤーやら食器etc…と実用品がメインです。あ、『雑記帳』創刊号も!

 盛岡の喫茶店めぐりがきっかけで、あの静かでゆったりした時間を家でも味わいたくて、1年くらい前から家で珈琲を淹れています。最初は挽いた豆を買ってペーパーフィルターで淹れていたのだけど、やはり豆の保存上ミルで都度挽いた方がいいと行く先々の店で言われ、電動ミルの導入を検討。
 しか~し!電動ミルは文字通りピンキリで、価格と性能が清々しいほど正比例の関係なのですよ。喫茶店でもよく見かけるカリタのナイスカットミルがいいのはわかるけど、あんなカサばる物は余程モチベーションがないと棚から出すのが億劫になりそう…というか、家珈琲のために4万円以上出すくらいなら喫茶店に行くよ!
 3千円台のミルと10倍以上の価格のナイスカットミルの中間モデルを求めて、新宿のヤマモトコーヒーで見つけたのが上記の電動ミル。①予算内②扱いやすいサイズ③挽き具合を調整できる、のが決め手。

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 このお店、専門店だけあって喫茶店の設備から家庭用のコーヒープレスまで扱っていて、かの大坊さんがカウンターの中で使っていたような手回しロースターもありました。家庭で焙煎すると匂いがものすごいらしいので、趣味で焙煎に手を出すのは蕎麦打ちに近いものがあるのかも。
 お店の方から、同じ豆を使って、挽き方やドリッパーのタイプなど条件を変えながら試していくと自分の好みを見つけやすいとアドバイスされたので、ついでにコーノの円錐型一つ穴ドリッパーも買ってもらいました。ありがとう、オット♪
 写真はコーヒー豆の包み。なんとインディアンのロゴ!10円のサービス券とロータスのビスケットがついてきます。

 最初はメッシュの調整を確認せず挽いちゃったので、超粗挽の隙間だらけな味になってしまい涙涙。
 私がイメージしているのは、あの池のほとりのお店の、コクがあってやわらかで、すっきりした後味の珈琲。そこにたどりつくまでに隙間やえぐみのある珈琲がたっぷり抽出されることでしょうが、できればヤマモトコーヒーの豆を使いきるまでに「おいしいねぇ~」と二人でほっとできる日まで、実験につき合ってくれてる夫に感謝です。