ピンクの紅玉ジャム

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 今週は台風のような繁忙期なのに…近所のスーパーで紅玉を見つけてしまったのが運の尽き。
 旬の果物って「来週仕事が落ち着いたら買いに行こう…」と思っているうちに買えなくなっちゃったりしますよね。
だから、今夜は晩ごはん作りはお休みして、ジャム作り。
 作り方は『きょうの料理』10月号の土井さんレシピを参照。

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 紅玉は皮を剥いて、写真のようにできる限り薄切りに。


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 今回は、紅玉5個(約1200g)に対して、白砂糖180g。
市販ではまず売っていないような酸っぱいジャムが食べたい。
 煮詰める前はかなりの量なので、シチュー煮込む時に使っているビタクラフトにりんごを投入し、レモン薄切り1個分+レモン汁1個分、白砂糖をざっくり混ぜてなじませます。
(土井さんレシピでは、りんご1500g:白砂糖300gなので、紅玉1200g換算なら白砂糖は240gかな)

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 ビタクラフトでりんごをなじませている間、別鍋に用意した皮&芯に水をたっぷり入れて、アクを取りながら15分くらい煮込んで着色料を作ります。

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 ピンクのジュースのできあがり。こういうひと手間かけるところが、だし文化の関西人らしいレシピだなあ~と思う。

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 ピンクジュースを濾してビタクラフトに合流。強火にかけてアクを取って、落し蓋でコトコト煮込む。
 ジャム作りって、煮込む途中で木べらで混ぜたり煮汁の粘度を確認するプロセスが楽しいんだよね。忙しくてイライラしたり、ちょっと嫌なことがあっても、大鍋でシチューとかジャムを煮込んでいる時間は気持ちが穏やかになるのが不思議。
 安房直子の童話『あるジャム屋の話』は、人づき合いが苦手なために脱サラしてジャム屋になって、森の奥の小屋でジャムを煮ている青年の話。起業してジャムを売り込む苦労話など、ファンタジーなのに結構リアルな設定なので、もしかしたら作者自身のの経験が投影されていたのか、ジャムを煮つめながらホッとされていたのかな…。たっぷりした大鍋をとろ火でコトコト煮込む時間の流れが、なにか豊かさというか安心感を感じさせるのかもしれませんね。


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 瓶詰めして鍋の底に残ったジャムをプレーンヨーグルトにトッピングして、夫とデザートを楽しんでみました。
 酸味のきいたジャムをプレーンヨーグルトにかけたら、あら不思議、ヨーグルトが甘くなったような。。

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 紅玉5個でこれだけできました!
 厚切りトーストの半面に塗ったり(もう半面はバターで)、紅茶に入れてもいいな。豚ロースのソテーにソースとしても使えそうだし。ワインに合いそう♪
 そうそう、以前ニッカウヰスキーでお勧めされた、ブラックニッカ&紅玉ジャムのホットウィスキーも試してみよう!!
 夜鍋ジャム、くせになりそうです。