「きみの瞳に乾杯」

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凱旋門」1946年 撮影ロバート・キャパ
 
 写真は「凱旋門」撮影中のイングリット・バーグマン
 「血とシャンパン」によると、ノルマンディー上陸の歴史的瞬間をとらえた「ちょっとピンぼけ」な写真で一躍有名になりパリに帰ってきたキャパとアーウィン・ショー(作家)は、偶然立ち寄ったホテル・リッツで当時人気絶頂だったバーグマンを見かけ、彼女の部屋のドアにウィットに富んだ「ディナーへの招待状」を忍ばせる。ダメモトと思っていたお誘いに面白がって応じたバーグマンのために、キャパは最高級のシャンパンを注文。キャパとショーの財布が空になるとバーグマンが自分の財布を出し、酒が尽きることがなかったその晩をきっかけに、二人はつき合いはじめたのだそう。
 
 上のショットは映画撮影中に望遠レンズを使って撮影したものだそうだけど、望遠でこれだけクリアに撮れるということは、ライトが相当強かったのでしょうね。
 ソファで仰向けにのけぞったバーグマンの、あごからのどを通ってデコルテにいたるアウトラインが艶やかでとても綺麗。Vネックのデコルテが眩いほど
 硝煙と血の匂いが漂う戦場で、つねに死を至近距離で直視し続けてきたキャパがどんな気持ちでファインダーを覗いていたか、うかがわれるような写真ですね。
 
  
 当時夫と娘がいたバーグマンの方は本気でのめり込み、キャリアと家庭を捨ててもキャパとの結婚を望むようになったものの、刹那的な生き方をしてきたキャパは家庭を持つことなど到底考えられず、バーグマンとの華やかな恋は2年で終わりを迎えることに。。その数年後、バーグマンはロベルト・ロッセリーニと駆け落ちして長く映画界を追われ、キャパはヴェトナムで地雷を踏む。
 キャパの訃報を知ったバーグマンは、初めて出会ったあの、シャンパンを飲み明かした夜を思い出した・・・でしょうね。彼がシャンパンで乾杯しようと言って、こちらを見た瞬間の満面の笑みを忘れることはなかった、と思う。
 
 
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 バーグマンにあやかって・・・ではないけど、やまねこも20代の頃から あご~デコルテのケアは毎晩欠かさず続けています。もともとむくみやすい体質だけど、マッサージを始めてから、あごがみるみるほっそりして小顔ちゃんに。
バーグマンも、大柄なぽっちゃりさん(&酒豪)だったのでスカンジナビアの牝牛」って揶揄されてダイエットに励んだのだそう。美は一日にしてならず、なのね!
 
 デコルテ専用のクリームは高いので、何年も前からニールズヤードのフェイシャルオイル(オレンジフラワー)を使っていました。去年の秋に新しく出たフランキンセンス(乳香)のオイルに変えてからは、もうこれ以外ありえない!というほどに。
 このフランキンセンス、オーガニック98%という純度の高いエッセンシャルオイルなので、お肌への浸透がとにかく早い!夏場なんて寝る前にこれを塗って、翌朝日焼け止めクリームを塗っても、あまりベタつきません。
樹脂のオイルで、フレッシュなトップノートの後に徐々に甘くスパイシーなウッディ系の香りに変わり、肌になじんでくるのも気に入っています。
 
 フランキンセンスネタは、また小出しに取り上げま~す♪