3年ぶりのRepin

買っちゃいました、レーピンのチケット!!

レーピンとは、ロシアの気鋭のヴァイオリニスト、ワディム・レーピンのこと。
焔のような情熱と繊細な知性をあわせ持つ彼は、ロシアとフランスものの録音が多くて
この暑い季節、私にはなくてはならない存在です(笑)
http://jp.youtube.com/watch?v=VVffoqCEC-8

レーピンが日本にはほぼ1年おきに来ることは知っていたけれど、
最近は能に熱傾けていてファンサイトのチェックもサボっておりました。
こないだ「11月末レーピン来日!」を知った時点で一般発売開始からだいぶたっていて
ダメモトでプレイガイドに問い合わせたら、まだ間に合った!しかもS席!!

今回の来日は、
ゲルギエフ×ロンドン交響楽団で、プロコフィエフのVnコンチェルト
・イタマール・ゴランとのデュオ・リサイタル
で、ゲルギーも捨てがたいけど、レーピンのリサイタルを聴いたことはなかったので、
リサイタルの方にしました。プロコのソナタがあるし。

レーピンのチケットは完売必至だと聞いていたので、うれしいサプライズでした。
ピアニストがゴランというのが、私にはかなり微妙だけど
(↑樫本大進のリサイタルで、あんたはソリストか?という弾き方してた)
ドビュッシープロコフィエフの1番、そして「クロイツェル・ソナタ」とは・・・
私には3年ぶりのレーピン、今からすっごく楽しみです!

それにしても、旧ソ連演奏家ってずいぶんすごい人たちがいたんだなあ~。
リヒテルオイストラフロストロポーヴィチクレーメル・・・(他にもいるけど思い出せん)
彼の恩師ザハール・ブロンは西側に出てからも俊英を輩出していて、
日本人では樫本大進庄司紗矢香ホープですね。
二人とも20代前半ですでに成熟した音だったのが印象に残っています。
1971年生まれのレーピンは、旧ソ連の教育を受けた最後の世代だろうけど、
これだけ優れた演奏家を輩出しているロシアン・メソッドって、どんなものなんだろう。
旧ソ連出身者の顔ぶれから、大国の底力とは経済面や軍事面だけでははかれない、
文化=教育に現れるものか・・・と思いました。

(※8月9日 一部削除・書き直しあり)